12月13,14日 名古屋国際会議場センチュリーホール

秋ツアー、ホールでのコンサートファイナルとなる名古屋へ行ってまいりました。

近況報告でもお伝えしましたように、コンサートの前日12/12に名古屋へ入りまして、坂崎さんNew Guitarの組み込み作業に着手しました。
前回10/16の名古屋市民会館でのコンサートの際に、坂崎さんに図面を見ていただき、次回のセンチュリーホールでPrototypeをお見せします、と坂崎さんにお約束していたからです。


そのお約束を守るべく、担当者は悪玉社員に変身し、今回の無理(Prototype製作)に応じてくれそうな名古屋工房に目を付け、まんまとお約束期日までの完成に成功したのです。

このPrototype製作に関しましてはSpecialコーナーを設けましたので、そちらをご覧ください。

さて、コンサート初日の13日は、まず坂崎さんに実際に形になったPrototypeのBody形状や、Neckの握り形状、および弾き心地などをチェックしていただき、Bodyカラーなどの最終的なご意見をいただくというのがひとつと、今回は「搭載するピエゾPUをいつもと違うモノを試してみたい」という野望(?)がありまして、愛知県に会社がありますJ.E.S. Internationalさん(以下 J.E.S.)にご協力いただき、かねてから興味があったL.R.Baggs社のピエゾPUを試すことが出来ました。

初日のリハーサル後に、J.E.S.さんに持ってきていただいたL.R.Baggs社のピエゾPUが取り付けられたGuitarを、ステージで坂崎さんに弾いていただきました結果、

「これでいってみよう」

とのお言葉をいただきましたので、早速その場でJ.E.S. さんに、
「これと同じものを今日中にひとつ用意してください!


無理を言い、その日のうちに届けていただきました。
(他社にも無理行ってるよ)


今回のJ.E.S. Internationalさんのご協力に、
本当に感謝しております!
(J.E.S.さんのホームページはこちら



翌日、14日の朝、BIGBOSS名古屋店のリペアルームをお借りして、ピエゾPUの取り付けを行い、晴れて坂崎さんにステージで試していただき、

「今日使ってみよう」

とのお言葉をいただきました!

そしてアンコール2曲で使用され、ついにNew Guitar Prototypeが2日目に参加されたファンの皆様の前にその姿を現したのです!!


このPrototypeは大阪ファイナルまで持って行かれることになりましたので、武道館や大阪城ホールでも登場する機会があるかもしれません。ご期待ください!





桜井さんの30th Anniversary Modelの方も、水面下で少しずつマテリアルがまとまりつつありますので、早ければ今年中に仕様を決定することが出来るかもしれません。

今後、王子の30th Anniversary Model決定に時間がかかり、かなり難航すると思われますので、桜井さんModelも出来るだけスムーズに進行するように誰よりも願っております。

















さて!






名古屋での王子ですが、初日から上機嫌のご様子で、お会いするなりご要望をいくつか承りました。
そのリクエストのひとつが、先日Craft Houseよりご購入され、やっとリフィニッシュが出来上がり、広島公演よりご使用になられている「PRS Single Cut」に、ピックガードをお取り付けになりたいというものでした。

担当者は早速、初日コンサート終了後、このGuitarをホテルへ持ち帰り、翌日の朝BIGBOSS名古屋店へ持ち込み、坂崎さんNew Guitarの作業の後にピックガード製作へとりかかりました。

王子はピックガードを付けたいとしか申されませんので、形状デザインから考えなければなりません。
悩んでいる時間などないので、とにかくピックガード材の角板をBody形状に合わせてカットしながら、何度もBodyに合わせてみて形状を決めていきます。

この日、坂崎さんNew Guitarの作業を開始したのが朝10時ごろで、完成したのが11時半ごろでした。14時には会場入りしたかったので、13時半までしか残された作業時間はありません。



それでもなんとかタイムリミットギリギリで完成させることができ、急いで会場へ向かいました。










果たして、
このデザインで王子がお気に召されるのか?
(ドキドキ)








お気に召された場合は、リハーサル前にピックガードをGuitarに取り付けなければならないので、早めに王子にご確認していただくことにしました。





 ステージにて






担当者
「高見沢さん!ピックガードを作ってきたので確認してください」

王子
「おっ、はや〜い! どれどれ」
(王子、早速Guitarに合わせてみる)

王子
「お〜!いいじゃん。つけよう!」

担当者
「かしこまりました!」

王子
「ところで、お前これどこで作ったの?」

担当者
「うちの名古屋の店で作ってきました!」

王子
「えっ!名古屋にも店あるのか!?」

担当者
「はい」(し、知らなかったの!?)

王子
「はや〜い!!」

と言いながら楽屋へお戻りになられました。。。




















その後、








王子の口から、








いつものように



















「やっぱりさ〜」







が発せられ、

ピックガードを武道館までに違うデザインでもう一枚製作することになりました・・・





名古屋2日目でピックガードが取り付けられたこのGuitarは、なんとオープニングからご使用になられまして、ラストのアンコールまでこの日のメインGuitarと言っても過言ではないくらいの使用頻度でした!

その翌日、担当者は朝一の新幹線で東京に戻り、武道館へ向けて今も悪玉社員に変身したまま時間に追われております。。。


名古屋で王子よりお受けした他のリクエストの内容は、きっと武道館で明らかになると思いますので、

ご期待ください!!



なんとか完成させることが出来た、坂崎さんNew Guitar Prototype。これでまた一歩、30th Anniversary Modelへ近づきました。
王子の命を受け、大急ぎで製作したピックガード。PRS Single Cutは現在王子の一番のお気に入りの一本です。

夏のイベントから今回よく頑張っている和風な3本そろい踏み。
今回無理矢理お邪魔して作業をした、名古屋店のリペアルーム。

ステージ上の王子の後ろに構えているもう一人の王子。福岡より登場しています。

躍動感あふれる(ブレてるだけ)ダイナミックなおまけショット。坂崎さんローディ・平井、ボタンエビの頭にむしゃぶりつくの図。コンサート初日終了後、スタッフ打ち上げにて。