2004年5月30日、この日は真夏かと思ってしまうほど暑い日でした。
照りつける日差しの中、汗をかきながら人でごったがえす渋谷へと向かいました。
NHKホールへ行く前に、ESP渋谷クラフトハウスへひょっこり顔を出してみると、
想像以上にたくさんのお客様がご来店くださり、店内は大にぎわいでした。
今回のALFEEフェアは特別企画ということで、
ESPの30周年記念グッズをご来店いただいたお客様全員にプレゼントさせていただきました。予想以上の盛り上がりに、渋谷店スタッフたちもすっごく嬉しそうでした。ALFEE FAIRは
大成功のようです!
さて、開場時間の5時ごろNHKホールへ到着いたしました。
いざ会場へ入ってみると、ロビーのところにESP 30th Anniversary Modelがバッチリ展示されておりました。皆さん携帯電話のカメラで撮影しておられましたので、思わずボクも一枚撮ってしまいました。
さて会場の方は、やっぱし3階席まで
超満員!!
NHKホール独特の三重構造のものすごい熱気に包まれておりました。
そして開演時間6時を10分ほどすぎたころ、
ついにコンサートが始まりました!
メンバー3人とも、もちろん30th Anniversary Modelでの登場!
今日も素晴らしいハイクオリティサウンドを聞かせてくれています!
3人の声、そしてエレキギター、アコースティックギター、エレキベース、キーボード、ドラム、それぞれがひとつずつはっきり聞こえます。
それらがハーモニーのように絶妙にブレンドされてホールに響き渡ります。
相変わらず音の分離が良く素晴らしいサウンドです。
さらに超ゴージャスな照明がコンサートをさらに盛り上げております。
ALFEEのコンサートは、やっぱすげーなあ。。。
そしてなんといっても
ファンのみなさんのエネルギーの凄さ!
メンバーとファンのみなさんとの、この親密な一体感はALFEEならではのものだとあらためて感動しました。
オープニングの怒濤の3連続に続き、美しいコーラスからはじまるM-4では、王子が30th Anniversary Vとワーミーペダルでトリッキーなソロを聞かせてくれました。
そして桜井さんの熱いMCをはさんでノリノリなシャッフル曲であるM-5がスタート!
桜井さんのランニングベースが超カッコイイです!
そして20年前の曲というのが全く信じられないくらい、全く色あせない輝きを放つM-8がスタート!
おお!なんと王子はBLUE ROSE Angelをお手に取られております!
最近はHEART ANGELという強力な
恋敵が登場し、すっかり王子のお気に入りになってしまったので、ちょっと
ジェラっていたかもしれないBLUE ROSE Angelは、相変わらず素晴らしい歌声を聴かせてくれました。
続くM-9では、王子はGibsonのLesPaul Standardのレモンドロップをお手に取られ、フロントピックアップを使って泣きのソロを聞かせてくれました。
ラストのソロでは1弦22フレットを思い切り1音チョーキングし、フィードバックを使って永遠に続くかと思われるほどの超ロングトーンを聞かせてくれました。
シビれました!
もう鳥肌モノです!
(後で担当者確認しましたところ、このGibson、59年製とのことでした!)
そして、次のM-10ではあの
ESP CRAFTHOUSE ORIGINALの7弦ギターが登場!
SKULLステッカーがバッチリ貼られております!
7弦ギターでしか表現できない重低音サウンド。
低音もピッチ感がなくなったり音像がぼやけることなく、すごくクリアに聞こえております。
M-9がどちらかというとクラシカルな"泣き"のギタースタイルだったのに対し、この曲では7弦とワーミーペダルを駆使した斬新なギターアプローチを聞かせてくれました。
王子のギターセンスの幅広さにあらためて感服です。
そして王子のMCでは、
ついに本命の
HEART ANGEL様が登場!
今回のNHKホール公演では、HEART ANGELの原画をモチーフにした、フルカラーのチラシを配布させていただきました。ESPからのプレゼントということで、是非記念に取っておいてください!
ちなみにボクは会社のデスクに貼っております!
さて、そのHEART ANGEL様は今回の春ツアーの核となる曲であるM-11にて、ソロの弾きまくりはもちろんタッピングまでされてしまうという
王子のご寵愛を受けておりました。
そして本編は怒濤のクライマックスへ!
坂崎さんの美しいアルペジオから始まるM-14では、まさにALFEEワールド。構築美の結晶ともいえる完成度の高い演奏を聴かせてくれました。王子はFenderのサンバーストのストラトをご使用になられ、ストラト独特のきらびやかなトーンを聴かせてくれました。
そして本編ラストとなるM-16ではなんと
Venus Angelが登場!
た、大変です!
王子がVenus Angelを抱きしめながら歌っておられます!
か、カッコイイ!
まさに本編ラストにふさわしいすばらしい演奏でした。
本編が終了し、アンコールの大合唱がこだましている中、
ボクにとって
大事件が起こりました。
ボクの隣にいた方は、コンサート中もすごくノリノリでコーラスを一緒に歌ったり、曲に会わせてリズムを取ったり、たまにメンバーのMCに絶妙なツッコミ(笑)を入れたりしておられましたので、きっと
長年のALFEEのファンの方なのかなぁと思っておりました。
ボクもいつもノリノリでコンサートを見させていただいているのですが、
たまにオペラグラスでじーっとギターのチェックをしてはひたすらメモを取っているという、
ちょっと怪しい行動をしているのでそれが目に付いてしまったのでしょうか?
理由はよくわかりませんが、ひょんなことからお隣の方が何気なく話しかけてきてくださいました。
あれこれお話をさせていただいている中で、その方がデジカメで取った写真をボクに見せてくださいました。
な、なんとそこには、その方と一緒に坂崎さんとペットのコノハズクさんが写っているではありませんか!
しかも明らかにオフショット!
こ、この方は一体???
「坂崎の兄です。」
ひえーっ!お、お兄さま!
た、大変失礼いたしましたーっ!
と、ここで一応ボクも、
「い、ESPの佐々木と申します。私どもでは坂崎さんがステージで使ってらっしゃるギターを製作させていただいておりまして・・・」などと半分パニクリながら自己紹介しました。
「あ、ESPの。加藤君も来てるの?」
「はい。加藤はおそらくステージ袖にいるはずです。」
「クラフトマンの方ですか?」
「いえ、私は
ESPのホームページを制作しておりまして・・・」
「あ!ESPのホームページ、
見てますよ!ギターレポートでしょ?」
な、なんとっ!!!
このページを見てくださってるとは!!!
あ、ありがたき幸せなお言葉!
「本当ですか!ありがとうございます!」
「なんか舞台裏の機材の写真とか載ってるよね。もう写真は撮ったの?」
「あ、ステージ脇の写真は加藤が撮っているはずです。私は番外編レポートを書かせていただいているんです」
「夏イベは来るんですか?」
「はい!行かせていただきます!」
などといろいろお話させていただきました。
さらに話題はギターの話へ。
坂崎さんがお兄さまの影響でギターを始めたというお話や、マーティン、ヤイリなどのアコースティックギターのお話、そしてESPコノハズクのお話など、
楽しいお話をいろいろ聞かせてくださいました。お兄さまも相当ギターがお好きでらっしゃるようでした。
それにしても、さすがはあの坂崎さんのお兄さま。
本当に人柄がにじみ出るような、気さくで素敵な方でした。
初対面で誠に厚かましいとは思いましたが、このギターレポート番外編でお兄様と偶然お会いできたことを書いてもよろしいですか?とお尋ねしたところ、
二つ返事で
「いいよ〜」
とOKをいただきました。
お兄さまありがとうございます!
さて、そのころ会場は割れんばかりの巨大なアンコールの中、
ついにメンバーがステージに出てきてくれました!
王子はCUSTOM V DRAGONをお手に取られとられております。
と、おもむろに聞き覚えのあるリフが!
こ、これはスモークオンザウォーター!
突然ジャムセッションが始まりました!
ALFEEのコンサートはこんなふうに何が起こるかわからないところが最高です!
そしてそのセッションからなだれ込むように、
まさにハードロック!と言うべきアンコールM-1が爆発!
王子がMCで「ALFEEの転機になった曲」とご紹介してくださったこの曲を、まさかアンコールで聴けるとは思ってませんでしたので感激です!!
続くM-2では坂崎さんがマイクを手にステージ前方へ出て来てくださいました。坂崎さんと王子のカラミによるコーラスが最高です!会場もものすごい盛り上がり!
そして、とどめはあの、「男と女のロック」(笑)!!
メンバーのちょっとおちゃめな一面も見れて、会場は爆笑の渦!大盛り上がりです!
楽しすぎます!
もう贅沢ずくしのアンコールで、あんな曲やこんな曲、どれも僕にとって思い入れ深い曲ばかりでした。王子はBrian-T SKULLやドラえもんギターそしてPRS Single Cutのブラックをご使用になられておりました。
そして、最後のアンコールでは会場の大合唱を呼ぶあの曲!
感動的なラストで幕を閉じました。
リフレインがまだ脳裏にこだましております。
さあ、春ツアーもいよいよ後半戦!
そして8月には夏イベでございます!
最後に坂崎さんのお兄さまと「夏イベ晴れるといいね!」「そうですね!今年こそ!」とお話させていただき、会場を後にしました。
みなさん、8月14、15は
晴天を祈って横浜へ大集合です!
お兄さまももちろんいらっしゃるそうです!
きっと素場らしい夏イベとなることでしょう!