メイプルスルーネック構造のベースにありがちな、ボディ鳴りの物足りなさを解消したい。試行錯誤の結果辿り着いた答えは、複数の異なる材をラミネイトする事でした。 まず、スルーネック構造の心臓部とも言うべきハードメイプルとウォルナットの5ピース材。ボディの中心を貫いているこの材厚をあえて少なくし、その分豊かな鳴りのアルダーをラミネイト。 ウイング材は、密度の異なるアッシュを組み合わせる新設計。トップには硬質で質量の高いホワイトアッシュが使われており、弦振動をロスすることなく受け止めることができます。その弦振動を、ふくよかな音響特性を持つバックのスワンプアッシュで鳴らす事により、音にふくらみを持たせているのです。 |
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ブリッジにはGOTOH社の404BO-4を採用しています。このブリッジは、亜鉛ダイキャストのプレートにブラスのコマを持ちます。そして、弦の張り方も2種類から選択が可能です。BOTTOM BUMPでは、よりタイトな弦振動を生む裏通しというスタイルを採用しています。弦をボディバックから張り、一度ボディ内部を通ることで、ボディバックからボディ全体に弦振動が伝わります。 また、従来通りブリッジプレート後方から弦を張るスタイルにも対応しているので、自分の好みに合わせて設定することが可能です。 ※裏通しで弦を張る場合、弦のブランドによってはナット部に弦のテーパー部分(細くなっている部分)がかかってしまい、本来の性能を発揮できない場合があります。 |
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一般的なベースと比べて見ると一目瞭然。BOTTOM BUMPは非常にコンパクトなデザインにまとめられています。座って弾いた時、立って構えた時、いろいろなシチュエーションをシミュレートして考え抜かれた結果に誕生した美しいボディシェイプです。 |
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スルーネック構造の場合、ネックヒール部の形状に制限がなく、どのような形にも整形することが出来ますが、過度のヒールレスカットは弦振動の一部を失ってしまいます。BOTTM BUMPは、ネックに伝わった弦振動を、最大限引き出せるように設計されています。 適宜につけられた滑らかなカットと、やや細めに仕上げられたネックエンド幅により、ストレスなくハイポジションでのプレイが可能です。 |
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ベースにおける様々な奏法の中で、スラップ奏法はコンテポラリーなジャンルにおいて必要不可欠なものになっています。その中でもサムピングアップダウンは習得が難しい上、テンポ良くプレイするのにストレスがかかる奏法です。BOTTOM BUMPの指板エンド部は、通常よりも長く設計され、滑らかにスロープ加工することで、サムピングを劇的に容易にしました。 |
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ESPのベースで定番となっている、ESP Custom Lab製の3BAND EQ CINNAMONをBOTTOM BUMPにも内蔵。BOTTOM BUMPでは、ファクトリー出荷時のセッティングでやや高めのゲインに設定されており、アンプでの音作りが容易なライブ向きの仕様となっています。 もちろん、パネル内部のゲイントリマーを調節することで、パッシブ時と同じ音量に調整することも可能です。 |
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