春ツアーもついにファイナルがやってきてしまいました。

従来のツアーでは、月に一度はどこかの会場に出没しているところなのですが、6月に人事異動があって職場がかわり、新しい環境に慣れるまでは仕事に集中しなくては…(一応「会社員」なので…)ということで6月はライブから遠ざかっておりました。
が、友人の話をきいたり、ネットで色々な情報をチェックしていると、やはりファイナルだけはどうしても見ておきたい!という気持ちがムクムクと湧いてきて名古屋まで遠征してきてしまいました。


地下鉄を降りて地上にでてくると、会場に向かう人たちの中には王子のコスプレルックとでもいいましょうか、ベルバラのオスカル様のような衣装を身に付けたファンの方があるいていらっしゃいました。「ファイナル」への意気込みが感じられます。


名古屋2DAYSの初日は定刻より10分押して幕を開けました。
場内に流れるSEが「Berlin Calling」にかわり、照明が暗くなります。ステージの幕が開き、ステージ中央に繭状の2つ目の幕が現れます。



 1曲目は「ZEROになれ」。
本日の衣装は…、桜井さんが黒、紫、白のストライプのスーツに白のネクタイ、坂崎さんが白いスーツに黄色のシャツ、王子はあの、NHKのアコースティックコーナーでもお召しになっていた赤の上着に白のブラウス、黒のパンツです。
 2曲目は「American Dream」坂崎さんがハンドマイクで花道の端から端まで歩き回って客席を煽ります。TAKAMIZAWA CUSTOM V “THE SKULL”ギターの登場で「JOURNEY」「Kings Boogie」と続き、客席はますますヒートアップです。



 そして今回のツアーの目玉でもある、日本屈指の名ドラマー2名による超速&大音量のスペシャルドラムバトルの後、「FLOWER REVOLUTION」のイントロへ…。
 最近、私は医者から“運動しなさい”と命令されているので(実話です(-_-;;)…)、本日は思い切り飛ばせていただきます。ステージ上では王子と一緒にドラえもんギターがジャンプしてます。
 「終わりなきメッセージ」で前半戦終了の頃には腕も足腰も1ケ月分の運動量をまとめてやってしまった感じでした。そして、次は坂崎さん曰く『腹筋を鍛えるコーナー』です。



 「最近いいニュースがないけど、アルフィーと皆さんでひと時ではございますが全員が笑顔になれるといいとおもってます。」という坂崎さんのうれしいお言葉!
 「春のツアー前半はアンコールのようなノリですが、このツアーだんだん盛り下がっていきますからね…(笑)。寝不足の人は寝ててもいいですからね、(このコーナー)繋ぎですから…」ということで桜井さんが呼び込まれました。


 客席の全方向にお茶目に挨拶しながら登場した桜井さん、
「たいしたコーナーではないところから呼び込まれました。複雑な心境です。(-_-メ)」とちょっとご機嫌斜めでしたが、その後は見事に『腹筋を鍛える』おしゃべりで会場を沸かせてくれました。
王子が「熱帯魚やハイビスカスより派手(by桜井さん)」な、ピンクの衣装にお着替えして登場し、ツインドラムとアコースティックのコラボレーションコーナー(?)です。
『20年くらい前の曲です。1983年1月5日発売のアルバム、B面1曲目は愛は思い出の中にでした…』という超思わせぶりなMCのあと披露されたのは「君にしびれて」。

懐かしすぎます!でもうれしいです!!
名古屋まで来た甲斐がありました。

「罪人たちの舟」「夜汽車」の2曲が続き王子のMCです。
FM AICHIで「王子の玉子」放送開始以来、名古屋の面白さを色々発見しているとのこと。
名古屋名物?として王子が紹介してくださったもので私が興味を持ったのはMCでは「味噌カツアイス」と紹介されていたように記憶しておりましたが、私個人的にはバニラアイスも味噌カツも大好きですが、両者の組み合わせは想像不可能です。
それと、「街中の観覧車」。(これについては2日目のレポートをご覧ください。)
そして「金のしゃちほこ」。



『名古屋にとってシャチホコは大事なものだとわかりました。シャチホコのギター、レインボーホールまでにできたらいいな…』というありがた〜い王子のお言葉。



悪玉様、製作頑張ってくださいね(^v^)/
(気持ちだけ応援してます。)



ヴィーナスエンジェルちゃんやローズエンジェルちゃんが登場した後半戦を一気に駆け抜け、アンコールではまたもやドラムバトルのオープニングに続き、3人が登場。(スカルンも一緒です。)まずはDeep Purpleの「Smoke on the water」を披露し、「恋の炎」へ。



「Juliet」に続くメンバー紹介では…やはりファイナルでも紹介してもらえないのでしょうか…桜井さんは…。次は自分の番だと思った桜井さんはステージ中央に出てきて自分の存在をアピールしますが、しばらく無視…。最後の最後に紹介してもらってなぜかヨーデルを歌わされます。ここでちょっとしたアクシデントが…。王子が桜井さんに自分のテンガロンハットをかぶせた際に髪の毛が1本ついていたのを発見。



王子  :「これ(茶色の長い髪1本)やるよ!」
坂崎さん:「欲しい!!!」
桜井さん:「坂崎、髪の毛1本でそんなにうれしいのか?」
坂崎さん:「1本でも毛は毛だよ。桜井には毛質があわないだろ。」
桜井さん:「あわせてもいいけど、問題はその色に私があわせると、キャラ的につらいかも…」(会場笑)
髪の毛1本で約3000人がこれだけ盛り上がれるのもALFEEならではでしようか(^o^)
しかもその後いきなり王子が何を思ったのか小坂恭子の「想い出枕」をうたいだいました。
桜井さん:「どうしたのお前、レッドツエッペリンとかなんとかいってる奴が「想い出枕」かよ」
王子  :(今度はおもむろに「精霊流し」を歌いだしました。)
桜井さん;「実はレコードいっぱいもってるんだよな、佐田さんとか山口百恵とか。ロック少年だったて嘘だ!」
これもファイナルならではのノリなんでしょうか?



「OツDORANAI!!」に続き「D.D.D」
桜井さん:「金のシャチホコの台(DAI)のD!」(ちょっと強引?)
     「だがねー(DAGANE)のD!」(うーん?)
     「ディエリャー盛り上がってるでーのD!」(^^;;;)
最高です!!この曲聴いてると自然に笑顔になってきます。



最後は「SWEAT&TEARS」で最高潮の盛り上がりに…。
ラストの間奏では王子の「Rockユn Roll!」の掛け声で、ドラム&KeyのR&&、桜井さんのベース、坂崎さんのブルースハープ、そして王子のギターと、ソロ回しが続きます。バンドもいいけどそれぞれのソロももちろん素敵です。ベースソロでは、今回のツアーのアンコールでは必ずご使用していただいているSO-5 SAKURAI CUSTOMのシンプルなシェイプが桜井さんの「ダンディー」な演奏スタイルとすごくマッチしている感じでした。
「名古屋最高!」の王子の雄叫びでアンコールは終了です。

アンコール2回目のメニューは「メリーアン」と「Pride」でした。「Pride」では春のツアー中にあったことが頭をよぎり、かなりこみあげてくるものがありました。

 明日はいよいよ本当のファイナルです。
本日は完全燃焼!という満足感と、明日はどんなライブになるだろうという期待と、でも明日でこのツアー本当に終わりなんだなあ…という寂しさとの入り混じった複雑な心境で会場を後にしました。


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