2005年8月20日、ついにこの日がやってまいりました!!
夏のイベントに来る度に、私はいつも感慨深い気持ちになります。

それは私にとっての初めてのコンサートが、2003年の夏のイベントだったからです!!

中学生のころより、いちファンとしてTHE ALFEEのCDをずーっと聴いてはいましたが、実際にコンサートに行くことはありませんでした。それが、不思議なご縁によりESPに入社し、さらに不思議なご縁でスーパー悪玉社員と出会い、さらにひょんなきっかけにより2002年のイベントのレポートをしたことがきっかけとなり、こんな不肖私めのつたない文章ながらも、お店にご来店していただいたお客様よりご好評をいただいているとのことで、このレポートシリーズが始まりました。

夏イベが来る度に、私はそのことを思い、胸が熱くなります。

しかしひとつだけ、猛烈に後悔していることがあるのです!
それは、自分がそれまでTHE ALFEEのコンサートに行かなかったことです。
THE ALFEEの凄さは、絶対にコンサートに行かなくてはわかりません!!!
特に夏イベの、数万人が一体となったときのあの圧倒的なエネルギーは、どう逆立ちしても、私の文章などでは絶対にお伝えすることが出来ないのです。

しかし、後悔していると同時に、本当に嬉しいこともあります。
それは、THE ALFEEはずっと変わらずそこにいつづけてくれたことです!!

私のこのレポートを読んでくださっている方の中に、もしもまだTHE ALFEEのコンサートに行ったことがないという方がいらっしゃいましたら、是非とも一度、コンサートに足を運んでいただきたいと思っております!!


そんな熱い感慨に浸りながら、いざ会場へ!


今回の会場へのアクセスは我々にはは二つの選択肢が与えられております。
「月島駅」と「勝どき駅」です。
リハからずっと現地でお仕事をしていたスーパー悪玉社員曰く、
「勝どき駅の方が、若干近い気がするかも」とのありがたい助言をいただいたので、
早速地下鉄でゴーでございます。
駅に着いて外に出ると、灼熱の太陽のもと、夏イベ名物「看板のオニーサン」が立っておりました。


オニーサン、一見涼しそうな顔を必至で演出しておりますが、
灼熱の太陽光線を浴び続けて今にも溶けてしまいそうでした・・・


僕は夏イベに来ると、どうしてもこの看板を撮らずにはいられないので、
「す、すいません。写真撮っても良いですか?」と声をかけると、看板のオニーサンはちょっとびっくりした様子で

「えっ??は、はい別にいいですけど・・・」と快くOKしてくれました。
撮影させてもらった後、「ありがとうございました!」というと、オニーサンは半分溶けた笑顔で
「楽しんで来てくださいね♪」とニコッと挨拶してくれました。
いいオニーサンだ!!やっぱALFEEのコンサートはこうこなくちゃ!
というわけで「楽しんできまーす♪」と、僕も完全に溶けきった笑顔で挨拶しました笑。


今年の会場は晴海ふ頭!19年ぶりの東京です!!




なにやら大変なことになっております。。。






というわけで、駅から徒歩20分ほどかけて、やっと会場に到着。
灼熱の太陽のもと、かなりのダイエットになったような気がします。(ただいまダイエット中)

会場はレインボーブリッジが見渡せる開放感あふれる素晴らしい会場でした。

開場前の会場の様子。ステージセットが超スゴい!

ただし、すっげー風が強い!!
逆に風が強いおかげで、汗まみれになることもないから、いいっちゃいいんですけど。

そういえば起きてから何も食べてないので大至急おなかがすきました!
というわけで会場のグッズ売り場の近くにあるフードコーナーへゴーです!
おおお!なんかおいしそうな食べ物いっぱい売ってますよ!
ホットドックとか肉の串焼きとか焼きそばとかインド料理とかタコスとかプルコギとか、すっげーいい匂いがいっぱいします。



誘惑いっぱいのフードコーナー。。。


ハッ!!でもこれ全部食ったらきっと、おなかがさらにぽっこりしてしまう。。。
ほんとは肉の串焼きとホットドックを食べたかったけど、ここは男の決断で「焼きそば」のみを選択!
男に二言はありません!!

この焼きそば、すっごくおいしかったです。
厳選された素材のみを使用した職人こだわりの麺に、特製ソースが絶妙にからみ、香ばしい青のりがさらに食欲をかきててております。
(焼きそばのレポートしてる場合じゃない)


よし明日は肉を食うぞ!!(なんだそら)


そして、腹ごしらえをした後は、グッズを買いにいかなくては!
おお!今回はメモパッドが売ってます。よーし会社で使うぞ!というわけでメモパッドとイベントブックを購入しました。このイベントブック、かなり読み応えがあって面白かったです。開演まで1時間くらいずーっと日陰で読んでました。





さて、いよいよ開演時間が迫ってきました。開演間近に僕の隣の座席にカップルの方(おそらくご夫婦?)が座りました。

そして女性の方が僕の隣に座るとき、とても自然な感じに「よろしくお願いします」とニコッと挨拶してくださいました。
いいオネーサンだ!!やっぱALFEEのコンサートはこうこなくちゃ!
「こちらこそよろしくお願いします!」とあいさつしました。





そうこうしているうちに、ついに開演!!
重低音鳴り響く、荘厳なSEにのって、メンバーのご登場です!!




な、なんと!!


オープニングからPRINCE ANGELの登場です!!
もしかしたら王子MCのときに登場するのかな〜と考えていたところに、のっけから来ました!
PRINCE ANGELは戦う男のイメージです。雄々しく両翼をつきあげ、いまにも飛び立っていきそうなスタイル。そして、両腕に掲げられた剣、身を守る盾が、男の戦いをイメージさせます。

31年目を迎えるTHE ALFEEが、この春ツアーで掲げた「STARTING OVER」というメッセージ。

これだけの輝かしい歴史を持った日本を代表するアーティストでありながら、31年目を迎えるにあたり、あえて初心に帰ってゼロから戦っていくんだというこのメッセージに、まさにぴったりのANGELであります!!

さらに言うなら、この勇姿は王子そのものです!!
それにしてもデカイ!!ひらすらデカイ!!
現時点で世界最強のエレキギターであります!!




そして1曲目、来ました!「AFFECTION」です!!
そう来たかっ!!
3人の美しいコーラスアンサンブルが、春ツアーからの最強ツインドラムを従えて、ものすごい重低音で攻めてきました!


PRINCE ANGEL、さすがあの巨体、あの重量のせいでありましょうか、音が太い!!
ソロの単音でも、攻撃的な倍音でこちらに襲いかかってきます!


ちなみにこのPRINCE ANGELは顔の部分がドーム型に設計されており、ハイポジションを弾くときには、王子の指がその下に入るという世界でも類を見ない(類のみようがありません笑)超・特殊設計になっております!!



そして2曲目、「希望の橋」が来ました!
桜井さんの美声が東京湾へ鳴り響きます!



今日は風が強いせいで、音がたまに風に流されてこちらまで届いてくることがあります。
うまく言葉で説明ができませんが、天然でPANがかかっている状態とでもいいましょうか。
しかしこれも野外ならではの醍醐味!!この困難をみんなで力をあわせて乗り越えるのです!!

それにしても今回のステージセットはマジでスゴイ!!
花道がひし形に設置されており、ぐるっとまわってやっと花道のセンターになる構造になっております。そして超豪華な照明が、演奏をさらにもり立てております!



3曲目で王子は30thVに持ち替え、桜井さんは花道をぐるっとまわってセンターへやってきました!
そして「BLUE AGE REVOLUTION」が来ました!
桜井さんの「男のシャウト」が東京湾にこだまします!
ちなみに桜井さんはオープニングからずっとNavigatorのJBの3TSをご使用になられております。もうみなさんおなじみのメイン中のメインといったところですね。
坂崎さんはINFIEの6弦をお使いになられておりました。


そして続く4曲目、
こ、このキーボードのイントロは!!

大変です!!みなさん!!
大至急フラッグを用意してください!!
「Victory」
が来ました!!

数万本のフラッグが会場にはためいております!!
花道センターに3人そろって勝利の歌が鳴り響きました。


ここで坂崎さんのMCです。今年で24回目の夏イベ!東京でやるのは19年ぶり!
坂崎さんさらっと言っちゃってますが、これは本当にスゴイことですよ!
誰もマネできません!

そして、「好評だったあのカバーを」ということで、BEAT BOYSさんのカバー(?)で「やさしい黄昏」が披露されました。坂崎さんのやさしく、暖かみのある歌声が東京湾を包み込みます!

本日の会場は夕日がとても綺麗に見えました。左手に夕日、右手に満月という、絶好の野外日和です!

桜井さんはESP SO-5を、王子はSeymour Duncanの白のローズ指板をお使いになられておりました。

そして!なんと「真夏のストレンジャー」が来ました!
ここで王子はまたもやNEWギターを登場させました。
GOLD SPARKLEのVです!!やっぱり王子はVがよく似合う!せつないメロディーが潮風に乗って東京湾へ駆け抜けていきました。アウトロでは王子はフロントピックアップで速いパッセージを聞かせてくださいました。


そしてエンディングと同時に、王子のリフから「二人のシーズン」へなだれこみます!!

会場も大喜び!!一気にノリノリです!!中間部の王子の愛のセリフでは会場も大熱狂!!
クライマックスでは花道中央で3人でギターヘッドバンギング(3人でフリフリするやつ)炸裂!!


そして桜井さんのMCをはさみ、王子はまたもやNEWギターのPRS SingleCutのパールホワイトを登場させました。そしてイーグルスの「Take it Easy」が披露されました!
そして、「愛こそ力-Power for Love-」へなだれこみます!
愛の力を得て会場も一気にヒートアップ!

さらにツインツーバスイントロからノリノリの「ロンリーガールを抱きしめて」に突入!!
今日のステージは野外なのに、まるで室内にいるかのようなド派手な照明です!

そして来ました!夏イベで聞きたいシリーズその1
「LONG WAY TO FREEDOM」です!
王子の「さあいくぞー!」というかけ声とともに、会場に数万本の拳があがっております!!



おお!よく見ると、王子の衣装のタンクトップにはあのが入っております!
なんと、ついに王子の衣装にまで進出!!でかした!!
その調子で王子のご寵愛を受けるんだぞ!!


そして王子は花道をぐるぐる走りながら熱唱!!さらには花道中央で空高くステージがせりあがり、会場も大合唱となりました!
ラストでは、王子のシャウトが東京湾上空高く突き上がり、感動的なラストを迎えました。



ここで王子のMC。ここで王子はNEWギターのゴールドメタリックVをお手に取られていたのですが、ここでハプニングが発生!

王子が
「わ!びっくりした!」

とマジで驚いていらっしゃいます!


王子、どうなされました!!何事です???


なんと王子がピックだと思って手にした物体は、モスラ(蛾のこと)だったらしく、ぴゅっとどこかへ逃げていってしまったそうです!!王子、かなりびっくりなさっておられました笑。
これも野外ならではの醍醐味ですね♪



王子のMCのフリだと、いかにもバラードがきそうだったのに、ここで嬉しいハプニングが発生!

王子は突然「鋼鉄の巨人〜!!」とシャウトしました!
待ってましたとばかりにパイロが炸裂!王子のフランジャーをきかせたリフが東京湾へ轟き渡り、ツインドラム2バス仕様の超重低音爆走大巨人が出発オーライでございます!!

メタルの血が騒ぎまくりです!!
会場中大盛り上がり!!もう誰にも止められません!!

そして、エンディングのとき王子が6弦開放弦を8ビートで刻み出しました!!
こ、これは、「恋の炎」確定のリーチ目です!!
全国の幸ちゃんファンの皆様、大変お待たせいたしました!



そして坂崎さんはハンドマイク片手に花道を走って大熱唱!!
花道で坂崎さんと王子が方を組んでハモリながら大熱唱!!
そのころ桜井さんはというと、ステージ近くの花道後方で、伝家の宝刀「桜井ステップ」を披露しておられました笑。
ALFEEのライブはこういうときはほんとにどこを見たらいいのか、未だにわかりません笑。



そして、幻想的なイントロから、これも夏イベで聞きたいシリーズその2「幻夜祭」!!
王子はFENDERのストラトをお手に取られ、いつもよりもアンプの歪みを抑えめにしてクリーンなトーンでプレイなされておりました。坂崎さんはESP製のアコギとマンドリンのダブルネックをご使用になられておりました。高度な演奏を要求される超プログレッシヴ曲ですが、この圧倒的完成度はさすがです!!ステージ後方から巨大な炎が舞い上がっております!!

そして日本が生んだ2大ドラマーによる超絶ドラムバトルが開始!
なんと、トリガーシステムを導入し、フランジャーを聞かせての圧倒的なドラムソロ!!

王子はTAKAMIZAWA CUSTOM V "THE SKULL"をお手にとられ、続く曲は、、、

「ジェネレーション・ダイナマイト」が爆発!

ツインドラム&ツーバスの超重低音ダブル式ダイナマイトが1小節に16回爆発でございます!!


つぎに王子はをお手に取られました!王子の衣装にも。ギターも。かなりお気に入りみたいです!!

そして曲は「Masquarade Love」です!
様式美プログレッシヴなこの曲は、満月の夜が良く似合います。スカルンは相変わらず、ちびっ子なのにいい音出しておりました。中間部で坂崎さんの絶品アコギソロもフィーチャーされ、すさまじい完成度を誇っておりました!

そして本編ラストは「ラジカルティーンエイジャー」!!
野外で聞くこの曲は超最高です!!
会場中が感動的なまでにひとつになりました!!



熱狂的なアンコールから、ついにメンバーが出てきてくれました!
そうです!夏の夜はまだまだこれからです!



王子はタータンチェックの衣装にPUNKS LIFE IIをお手にとられております!!

そしてすでに体が覚えてしまっているこのドラムロール!!
大至急全員でジャンプするしかない「FLOWER REVOLUTION」が来ました!
王子がこちらの花道へ来たときに、私は双眼鏡で確認しました!
なんと缶バッチが王子の左胸に装着されております!!


数万人で一斉にジャンプしたあと、次に夏イベで聞きたいシリーズその3
「SWINGING GENERATION」が来ました!

坂崎さんはダース君をお手に取られております!
なんだかいつもよりテンポがアップしているような気がしたのは僕だけでしょう
か???熱く揺れに揺れておりました!!

そして、お次は「D.D.D ! 〜Happy 65th Anniversary for Donald Duck〜でございます。
桜井さんがいつもの調子でアオってくださいました。
「夏と言えばD!」
「八月と言えばD!」
「晴海のD!」

もうなんでもDでいいですから!!笑。
というわけで桜井さんが必死でアオッてる間に、みんなはピンクの手袋を装着する手はずになっております!!
といわけで「D.D.D.」がスタート!!

ステージ照明もひときわにぎやかになり、ドナルドの手袋をつけた王子が登場!!
ちびっこも大喜びです!!そして、花道中央でバズーカ砲を連射!!

バズーカ砲を打つために手袋を外した王子でしたが、打ち終わった後、歌いながら手袋を大急ぎで装着したらなんと裏側だったというオチが笑。裏側でもいいですから!!笑。
うっかりしてたら、アウトロのギターソロに間に合わないということで、花道を全力疾走の王子!!
なんとかドナルド君にたどりつき、間に合うことが出来ました。


そして王子はTAKAMIZAWA CUSTOM V PUNKS LIFE Ver.をお手に取られ、メンバー3人がステージ花道にてコーラス!!

これは夏イベで聞きたいシリーズその4「星空のディスタンス」のボーナス成立です!!

上空を見上げると、、、


あった!2〜3個星がありました!!(・・・少なっ!!!)

でも去年は1個くらいしかなかったんですからこれでよしとしましょう!

さらに、今年は満月でございます!桜井さんも上を見上げて(少なっ!!!)というリアクションをしてらっしゃいましたが、満月を見て、(ありがたや〜)と拝んでおりました笑。

満点の星空とはいかないものの、満月の下でのディスタンスが炸裂いたしました!!



ソロになると、王子はピックアップセレクトスイッチをフロントにスイッチ!!
そうです!このソロはフロントピックアップで弾いていただかなくては!!
歴史に残るあの名ギターソロを満月の下で奏でてくださいました。
最高です!!


そして来ました!来てしまいました!!
夏イベで聞きたいシリーズその5「SWEAT & TEARS」!!!
待ってましたとばかりにパイロが炸裂!!
夏イベはこうこなくてはいけません!!

ラストでは大々的なアレンジが施され、山石さんのキーボードソロから、桜井さんのベースソロ、坂崎さんのブルースハープとソロまわしが行われ、最後は王子がTAKAMIZAWA CUSTOM V PUNKS LIFE Ver.でシメました。
アウトロでは花火が盛大にあがり、最高の盛り上がりを見せてアンコール1が終了!!

そして続く最後のアンコールでは、王子はVENUS ANGELをお手に取られております。

こっこれは!!

NEW SINGLE「100億のLove Story」期待度500%のチャンス目です!!

そして王子から感動的なMCをしていただきました。

19年ぶりに東京での野外イベントです。
82年から2005年までずーっと野外イベントをやり続けてきました。
このNEW SINGLEは20年後もみんなの心に残っててくれるようにって思いながら作ったんだよ、と。
そして今日はこんな満月が出てくれて、こういう中でこのNEW SINGLEを歌えるってことが本当に嬉しいんですと。

そして、ついに万感の想いを込めて「100億のLove Story」が披露されました!!

モーレツに感動しました!!

月をテーマにしたこの曲が、初めて披露されたのが満月の夜空のもとです!!
この瞬間に立ち会えたことを、本当に嬉しく思います。

きっと20年後も、2005年の夏イベは満月の下で、初めて生で「100億のLove Story」を聞いたんだよな〜と感慨深く思い出すことでしょう。

新しい伝説の誕生です!!

感動的な2005年夏イベ初日でした!!







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