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<ESPよりお願い>
この文章には秋ツアーのネタバレが相当ギリギリな感じで含まれております笑。 ネタバレをご希望でない方は、絶対にご覧にならないでください! |
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熟女Aでございます。 本日は久〜しぶりの神奈川県民ホール。イベントでは何度もこの界隈に出没しておりましたが、このホールのライブに参加するのは93年のビクトリーツアー以来です。みなとみらい線が開通したおかげで駅から歩く距離がかなり短くなっておりました。(偉いぞ、みなとみらい線!ちょっと料金高めだけど・・・。) 本日、めざすは3階席。駅から会場までは楽勝だったのですが、中に入ってからがもう大変!「この階段、こんなに段数あったかな・・・。」と、ヘトヘトになりながら階段をのぼりきりました。 (疲れたのは歳のせいではなく、あくまでも階段の段数が増えたことにしたい熟女Aなのでした。) でも、3階のロビーからみえる港の景色がとても綺麗で豪華で贅沢で、頑張ったご褒美をもらった気分になれました。 席に着いて一息ついて周囲をみわたすと・・・。前方のお姉さんの携帯に「にくきゅうモバイルクリーナー」を発見!「スカルンリストバンド」着用のお客様も随所に見られました。 やっぱりあのピンクはけっこう目立ちますね。この光景を、ギター製作や次回入荷の準備に追われて会場に来られない、グッズ達の産みの親(?)の悪玉様に見せてあげたい・・・と思ったのでありました。 里子に出した子供たち(?)はみんなかわいがられて元気にしているようですよ(T_T)。←感動。 本日は定刻を5分ほど過ぎて開演しました。秋ツアーのオープニングのイメージは「熱帯魚の水槽」。幻想的&優雅です。 桜井さんは光沢のあるブラウンのスーツで登場。坂崎さんは白いジャケットに黒のインナーと黒のパンツ姿で登場。王子は夏イベからご愛用のスカル満載の衣装にクルクルの巻き髪で登場です。 府中同様、平日ということにもかかわらず客席は3階席までしっかり埋まっておりました。 本日も最初からパワー全開です。今回のツアー、1曲目は比較的ポップな感じの曲なのですが、TAKAMIZAWA CUSTOM Vスカルンの活躍もあり、1曲目の終盤にはすでに、ハードロックか、へヴィーメタルの曲並みの熱気が立ち込めておりました。 2曲目にはいると、さらに体温上昇です。体内の血液がサラサラになった錯覚すらしました。 そういえば熱い空気は上昇してくる・・・んですよね?1階と2階の熱気も全部3階に集結してきてるんでしょうか。(あとで熱気研究家に聞いてみよう・・・。) 今回も2曲目と3曲目で、坂崎さんはそれぞれ異なるWネックを使用しておられました。このノリとテンポとずっしりとしたダブルネック、なんだか大変です。 5曲目では(元祖)スカルンとともに、これぞロックンロールな夜のライブにふさわしいあの曲が披露されました。坂崎さんのブルースハープが冴え渡ってました。 前半戦の最後には、またもやTAKAMIZAWA CUSTOM Vスカルンの登場で、Heavy Metalなあの曲が炸裂。桜井さんのボーカル、今日も絶好調でかっこよすぎます!衣装と一緒で、「渋さ」と「艶」が融合しております。 坂崎さんのMCによると 本日は秋ツアーが始まってから14本目だそうです。 (ついこの前始まったと思ってたのに、もうそんなに終わってしまったのですね。) 桜井さんが再登場すると、ものすごい歓声が沸きおこっておりました。なんでも、ここ数年の神奈川県民ホールのライブでは桜井さんはアクシデント続きとのことで、ご本人も会場の常連客もそのことを意識されていたようで微妙な緊張感が漂っておりました。 みんなが意識する→本人も意識する→意識しすぎるとパンツのゴムがパーンとはじける、と話が展開し、その後、パンツのゴムのネタでひとしきり盛り上がっておりました。 そして秋ツアーのMCのテーマ、「ミュージシャンになっていなかったら・・・」では、 桜井さん=『美容師』 (一時期、「サロン・ド・マサル」ってことでスタッフの髪も切っていたそうです。) 白いスーツに着替えて再登場された王子=『中華料理人』 (横浜=中華というストレートな発想、わかりやすくて好きです。) 会場中からは一斉に「えーっ・・・」の叫びが・・・。 坂崎さんも桜井さんも、 「できるかもしれないけど、味は・・・?豪快に火も使うし・・・」 「チャーハンも半分くらい米どっかに飛んじゃうんじゃない?」 「中華鍋つかったことあるの?」と交互に心配そうに質問を投げかけておりました。 会場全体の雰囲気にもめげず王子はけろっとしており、 「油っこいの好きじゃないから油も肉もつかわない!」と よくわからないコメントをされておりました。(^^;;; 続いて『美しいコーラスとアコースティックギターにのせて過去と未来に想いをはせる三部作』がつづきます。歌詞の一言一言が心にしみます。ワンフレーズも聞き逃したくないと思って、やっぱり聴き入ってしまいます。(今回もこの部分は一部業務放棄・・・。ごめんなさい。) 途中、プリンスエンジェルも登場してメロディーに重厚感を加えておりました。 しっとりとした一連の名曲に続く王子のMCではまたもや笑わせていただきました。 「別の生き方があったら何になってたか考えてたけど、多分これ(音楽)しかできないだろうな。」「違う人生でも二人には会いたい。」という感動的なお言葉のあとに、愉快な空想(妄想?)ストーリーが続きます。 本当に今回のツアーはいつにも増して、見ている方も、興奮したり、笑ったり、泣いたり、神妙な気持ちになったりとメンタル的にとっても忙しいです。 MCの後は「あれだけ歌ってたんだから教師になるのはやっぱり無理だろう。でも、少しはわがままに生きてもいいんじゃないか?」ということであの曲へ。客席が再び総立ちです。 その後のTAKAMIZAWA CUSTOM V GOLD SPARKLEの登場した曲では、ほんの一瞬でしたが、ドラムだけの演奏に合わせて王子がアカペラで歌うという場面が印象的でした。 それにしても、このギター、めちゃめちゃ高音出しますね・・・。 先日開催された楽器フェアの際、当社ブースで行われたデモ演奏の中で、ESPグループの学校で講師も担当していただいているあるギタリストの方が「速弾き(はやびき)ギタリストとよばれる人がおるけど、僕の場合は高い音ばかりひく高弾き(たかびき)ギタリストかな。」という自己紹介をしておりましたが、王子も結構、高弾きギタリストの路線をいってるのではないでしょうか。 終盤戦では・・・。 会場が揺れてます!3階席でこれだけ揺れるとちょっと怖いです! 困ったことにオペラグラスのレンズが曇ってきました。坂崎さんが見慣れないギターを持っているようですが、ロゴが見えません。(G社製?色は黒に見えたのですが・・・) それにしても、暑いです!国内では初雪の降った地域もあるというのに、この会場内は真夏です。 本編の大詰め、今年イチオシの名曲ではSO−5とビーナスエンジェルが登場して、華やかに本編を締めてくれました。 アンコールでは本日も激しくメタルなメンバー紹介に続き、38曲連続ベスト10入り日本記録達成記念『BEST HIT “THE ALFEE”』ということでシングルメドレーです。 38曲全部ではないものの、これだけの曲をライブバージョンでまとめて聴けるなんてとってもお得な気がします。 王子の白〜い腕の先には本日も「スカルンリストバンド」が装着されておりました。しかも右手首に黒、左手首にピンクと両カラー揃ってご使用です。 途中、ハートエンジェルも登場してきました。 ハートエンジェルといえば、楽器フェアの当社ブースでハートエンジェルの木工過程の作業をみることができました。普通の形のギターの作業工程は結構見る機会があるのですが、あのようなギターの彫刻作業はみたことがなかったのでかなり感動しました。当たり前かもしれませんが、羽根の一枚一枚が本当に丁寧に手で掘られておりました。(スタッフのくせに一般のお客様より熱心に見入ってしまいました。)小・中学校時代、図工や技術の成績がイマイチだった熟女Aにとってはこれぞ神業って感じでした。そんな訳で今日はハートエンジェルが一段と輝いてみえました。 夏のイベントでもおなじみのあの曲では王子は相当クルクルまわっておられました。アンプにつまづいたりもしていて、けっこう見ていてハラハラさせられました。坂崎さんと王子が立ち位置を交代する瞬間があったのですが、二人ともマイクの高さが会わなくて、マイクに自分の身長をあわせようとする仕草がキュートでした。 アンコールの最後になって気がついたのですが、このホール、3階席でもかなりステージに近いのですね。3階の最前列付近まで銀のテープが飛んできておりました。 本編が終わったときもそうでしたが、1回目のアンコール終了と同時に、私の周囲の人たちは一斉にバッグの中から持参されたペットボトルを取り出し、水分補給に取り掛かっておりました。私も何か持ってくればよかった・・・準備不足。(だって、この季節に脱水状態になるなんて思ってなかったもん・・・。) 二回目のアンコールでは坂崎さんと桜井さんがそれぞれ白のシャツに黒のパンツ、王子が上下黒の衣装で登場。久しぶりに全員シンプルな装いでしたが、かえって新鮮でした。 「横浜は夏のイベントの街。24回中、横浜で10回やってる。」という王子のMCで会場から拍手と歓声が沸きあがりました。 でもみんなが感動したそのすぐ後に、 「今年もやったよなー。」の一言で、中華料理人に続いて本日二回目の会場一斉の 「えーっ!!!」 というつっこみにあわれておりました。 さらに「あの頃(横浜スタジアムとかやってた頃)、君は若かった・・・雨もはじいてたよな!今は染み込んで・・・」という無謀な発言で、私も含む一部の客席の反感を買っておられました(―_―#)。最後の最後まで喜ばせたり怒らせたり、まったくもう・・・って感じです。 「横浜っていうとこの曲かな・・・今年最後の横浜はこの曲でおわりたい」というお言葉に続いて流れてきたイントロは・・・こ、これは、去年の春ツアーで定番だったあの曲! こうきましたか!!!今まで、これが横浜の曲というふうに考えたことなかったけど、たしかに、ぴったりかも・・・。何度きいてもいい曲ですね。 今日来てよかった。\(^v^)/ 最後は感動のうちに終わりました。 終わって3Fのロビーに出ると少し落ち着いた夜景がライブの余韻にピッタリでした。 会場の外に出るととっても寒くて現実の世界に一気に引き戻された感がありましたが、清々しい気分は消えず、とびっきりの元気をもらえた一日でした。 |