さて、このインタビューシリーズもいよいよ最終回。今回は巨大壁画、シングルジャケット、さらにプロモーションビデオにまで特別友情出演してくださっている杉本彩さんについてお聞きいたします。




京本政樹:彩ちゃんについてはですね、これは先程お話しましたダブルシングルをやろう!という話が決定したばかりの当時に遡るんですけどね。

あのとき、本当にアルバムが同時進行だったので、アルバムのジャケットデザインを考えつつ、シングル2枚のジャケットまで考えなくてはならないというのが本当に大変で。。。苦笑。


なぜならば、僕も俳優業とかがあるんで、もうあの時期にババッと作ってしまわないとスケジュール的に無理だったんですよ。


で、アルバムジャケの方向性はすでに僕の中で決定していて、まあああいう感じ、妖艶な感じとでもいいますか笑。あの方向性がすでに見えていたわけです。だからカラコンを入れたりしてね。

そこに、ダブルシングルの話が来てしまったわけです。

ふたつ京本政樹が並ぶのも面白くないし、全く違う京本政樹が並ぶのも面白くない。
そして、先程のインタビューでもお話した苦悩も出てきまして。。。

そこで、アルバムのコンセプトということで、「ミュージシャン=京本政樹」というものはもうアルバムのジャケットになっているわけですよね。
だから同じ感じのはもういいだろうと。

さらに、今回の「優しい言葉」に関しては、僕は最初から「白」のイメージと決めちゃってたんですよ。

だから、白いイメージは、「ミュージシャン=京本政樹」のカラコンを入れたような京本政樹ではなくて、どちらかというと、少年のようね、無垢なイメージと言いますか、そういう写真が撮れないかなあって思ったんです。
ですので、衣装も白にしたんですよね。

そして、先程もお話したように、「僕はまだ恋をしてはいけない」については、「少女」というイメージがあったので、当初は例えばモデルさんにお願いするべきなのかな?なんて漠然と考えてたんです。

でも、やっぱり二枚並べてひとつのイメージにしたいし、話題性というところでは、やっぱりビッグネームが欲しいですよね。

そこで、僕の十年来の友人である杉本彩ちゃんにお願いしたいなっていうアイディアが出てきたんです。

彩ちゃんとはこれまで刑事モノとか時代劇とかいろんなドラマやバラエティなどで何度も共演してきまして、プライベートでもよくお食事に行くお友達なんです。彩ちゃんの番組で逆指名されて出ていくこともありますし。



でもね、僕と彩ちゃんて、実は年齢が10歳違うんですよ笑。
10歳違うってのは、これは相当違いますよ笑。



僕は彼女のことをデビュー当時から知ってるんですが、僕の前で食事してたりする彼女ってのは、僕の中ではほんとにあのジャケットにあるような、少女のような無垢なイメージを垣間見せることがあるんですよ。

いつもテレビをご覧の皆様は、もしかしたら彩ちゃんに対して「姉さん」的なイメージをお持ちの方が多いのかもしれませんけど、僕の前ではそういう「姉さん」的な感じでは全くなくて、仕事に対して常に真摯な姿勢で臨んでいて、僕の話に真剣に耳を傾けてくれている、ほんとに「妹」みたいなイメージなんですよね。

そこで僕のビジョンとしては、彩ちゃんのあの表情をとらえられたらいいなっていうイメージが広がっていくわけです。


彩ちゃんに頼んでみたい、と。


そしてすぐにトライスクルのプロデューサーにそのことを話してみたんですが、

「それは確かにすごいアイディアだと思うんですが・・・杉本さんは大丈夫ですかね???」っていう話になって笑。


そこですぐに彩ちゃんに連絡をとって、とりあえず食事の約束をして、その2,3日後に会ったんです。

で、話をしてみたところ、



なんと二つ返事でOKしてくれたんです。

本当に二つ返事だったんで感激しました(微笑)



これは、もしかしたらスゴイものが作れるんじゃないかなって。


そして、次の問題はいかにして、あの無垢なイメージを撮影するかっていうことですね。


そこで、牙狼の撮影で「龍崎邸」として使われているスタジオに彩ちゃんに来ていただいて、ちょうどその日にドラマの撮影があったらしくて、多忙にも関わらずそこから直行してくれたんですよ。そしてメークさんやスタイリストさんたち、スタッフ仲間みんなで来てくださって協力していただいたんです。
それで、僕が彼女にリクエストしていたのは、白いドレスを用意して欲しいと、そして髪の毛はストレートで風になびくような感じにしたいんだよ、というお願いをしてまして、本当にその通りに準備してきてくれたんですよね。
そこで僕がディレクションしてポーズをとってもらって、カメラマンの方に「とにかく連続シャッターで撮りまくってください」とお願いしまして。

その連続シャッターで撮影した膨大な写真の中のひとつに、ほんとに僕の中の少女であるイメージの彼女があったんです。
実はPVもそのとき彩ちゃんには内緒で撮影してましてね。構えて撮ってるときじゃなくて、あえてふっと気を緩めた瞬間がどうしても欲しかったので。


そして出来上がったのが「僕はまだ恋をしてはいけない」のジャケットなんです。
このジャケットを見て、取材に来たマスコミの方も、「一瞬、杉本さんだとわからなかった」ってみんなおっしゃるんですよ。

本当に僕が狙い通りの感じに仕上がったと思います(微笑)



そして、いよいよ2枚のシングルのジャケットが完成して、色校正をしているときに、たまたまその校正の出力が、僕と彩ちゃんが向かい合っているような構図で2枚並んで上がって来てしまったんです。

それを見たときに、違う!こうじゃないんだ!っていうことになりまして。

僕の中では、この二人は背中合わせでなくてはならないんです。

だって「僕はまだ恋をしてはいけない」んですからね笑。



ですので、このシングルを買ったファンの皆さんが、どうやったら背中合わせに並べてくれるかなあっていうことをずっと考えてみたんです。

そこで思いついたのが、このハートマークなんですよ。

僕のギターにもついているし、アルバムとシングルと一連のシンボルマークになってるこのマークですが、実はこれ、僕が原案を出してESPのスタッフと一緒にデザインしたものなんです。ハートマーク・キス・男と女、そして、Mのイニシャルにもなっているという、ね。

このマークを二人の間に入れることによって、実はこっちとこっちで向こう側を向いてるんですよ、という意思表示ができるんじゃないかな、と思ったんです。

そんなこんなで、「優しい言葉」の方は、CDのケースが通常と逆さまになっているという。
おそらく世界初?業界初?だかちょっとわかりませんけど笑。とにかくこういうカタチになったんですよ。

是非2枚ご購入いただいた方には、ハートマークをくっつけて並べてみていただきたいですね(微笑)



こうして16年、17年と眠っていた僕の音楽魂ですが、そんなこんなで今回のアルバム1枚と2枚のシングルを制作することによって、僕としては「これからも音楽を続けていく自信」となる作品になったと思っています。


「苦悩〜Peine〜」アルバムのときは、正直、自分の中では趣味から毛が生えた程度の、ある種25周年の記念という感じだったんですが、今回のこの3枚の作品については、自分の音楽に対して、本当に「夢」を持ちました。



もっと勉強したくなった。


もっといろんな歌を作りたくなった。



今、そんな気持ちでいっぱいなんですよ(微笑)









杉本彩さんとの友情により実現した今回の一連のコラボレーション。壁画に、ラジオに、そして皆様ご存知の通り数々スポーツ新聞を始めとする各種マスコミにも取り上げられ、まさに業界騒然とも言える大ニュースとなってしまった。

そしてついに完成した「僕はまだ恋をしてはいけない」と「優しい言葉」という2枚同時発売シングルのジャケット。
まさに「二枚で一つ」とも言える、これまで見たこともないような趣向を凝らした作品となっているのである!
皆様には是非2枚を並べて楽しんでいただきたいと思います!

京本政樹、待望のNEW SINGLE。
2006年2月8日の発売日を震えてお待ち下さい!!