近日、様々なメーカー・ブランドが増えてきている中
楽器業界で独自のポジションを確立している『warwick』
今回はそんなWarwickが世界に一躍名を知らしめることとなったモデル
『Thumb Bass』をご紹介いたします。

 

『Warwickとは』
Warwickは1982年バイエルン州エアランゲンでハンス・ペーター・ウィルファによって設立されました。彼は楽器製造に関する深い知識、そしてあらゆる努力をクラフトマンに注ぎこみ、その結果、Warwickを世界で最も信頼におけるベース・ギター・ブランドへと成長させたのです。
『Framusという偉大な存在こそがWarwickの原点』
戦後まもなくの1945年から1947年の間、フレッド・ウィルファは、ショーエンバッハから引き寄せたバイオリン職人たちのための住居探しと、彼らを雇い入れることに奔走しました。
何もないところから彼は何とかして職人たちの住居、工作器具、原材料を確保し次に彼はミュンヘンの役所に常駐するが如く通いつめて頭の硬い役人たちと交渉を続けた結果、配給切符と事業計画の承認を取り付けました。
その一方で彼は1946年にFramusの事業を立ち上げました。Framusとは、「フランコニアの楽器」(FRAnconian MUSical instruments)という意味が込められています。
1955年にブーベンロイトに新工場を設立。この時すでに主要な製品はギターであり、全世界に輸出していました。
1970年代。日本など極東の楽器メーカーの興隆により、低価格の製品が市場に出回るようになり、価格競争でブランド維持が危ぶまれるほど厳しい時代でもありました。
1975年には数々の工場が閉鎖や破産に追い込まれる事態となり、これはフレッド・ウィルファにとって極めて苦い経験となりました。彼は事業から退くことになりましたが、その末っ子であるハンス・ペーター・ウィルファが新たな事業に乗り出しました。
こうして1982年、Framusから多くを引き継ぎつつ、Warwickが創立しました。
『木材』
Warwickは、木材を原木のまま。つまり未製材の丸太や、製材してあったとしても単なる板材の状態で仕入れています。このことで作業量は確かに増えますが、そのおかげで木材の品質管理を完璧に行うことができ、それは自ずと完成品のクオリティにも反映されます。
仕入れた木材は選別され、3~5年ほど寝かせます。
その間にWarwick独自の乾燥倉で適正な含水率になるまで乾燥させます。
この工程には長年の経験が必要ですし、辛抱強くなくてはできません。
『テクノロジー』
Warwickは、ベースづくりに関する様々な最新テクノロジーも他社に先駆けて貪欲に導入しています。
単調な作業は積極的に機械に任せることでクラフトマンの負担を軽減することができるのです。これは同時に手作業により発生しうる不良率を徹底的に低減できるだけでなく、単純作業によるクラフトマンの労働意欲を削ぐことも防げます。
これにより、常に高品質の楽器を世界中に送り出すことができるのです。
製作工程の機械化により、スケール・メリットも生まれます。
高い生産力とともに、Warwickでは汎用品のギター・パーツに頼り切ることなく、ベースにとって、ひいてはベーシストにとって必要となるパーツそのものも製作しています。
それが、Warwickベースの使い心地の良さや、独自のデザインとして反映され、汎用品や時代遅れのテクノロジーに頼り切った製品よりも却ってコストダウンにも繋がっているのです。
『Thumb Bass』
当初、ネックを安定させるための木材選びに難航し、その結果採用されたのが、現在同社でよく使われている木材のひとつウェンジでした。
ウェンジとは、アフリカの中央部。ザイール、カメルーン、ガボンなどに生育している樹高が18m、胸高直径が0.6mほどの大きさに成長する木です。
ウェンジは強度の高い木材で衝撃に強く、曲げにも強いという特性を持っています。
見た目は裂けやすそうな印象がありますが実際にはそれほど裂けやすい木材ではありません。
腐朽、虫害の両方に対して強い木材なのでウェンジは耐久性が求められる用途にも向いた強靭な樹種だと言えます。
また、ネックに仕込むトラスロッドを順反りと逆反りの両方向に調整できる2Way方式にしたのもこの時から始まっています。
斬新なデザインのコンパクトボディ、そして、他メーカーではあまり使われることの無い木材ブビンガ、オバンコール、ウェンジなども話題となり、ワーウィックの名が一躍世界に知られることになったモデル。
ジャズベースなどとは違いとても小ぶりなボディとなっており、サイズ感ゆえに”軽いのではないか”と思う方も多いと思います。
しかし持ってみるとその重量は基本的なジャズベースよりも重く、しっかりと芯のあるローの鳴り方。
それでいてバランスが良くプレイヤーのニュアンスを汲み取ってくれる繊細なタッチ感はThumb Bassならではのサウンドです。
そして、このサムベースは同社の代表モデルと言える存在になっていったのです。
それ以降、ストリーマー・ステージII (1986年) 、ドルフィン・プロ、ハザード・ベース (1987年) 、コルベット・プロライン (1994年) など、人気モデルを次々と発表。幅広い音楽スタイルの多くのミュージシャンたちに愛用されています。

 

 

 

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