【レスポールのアジャスタブルロッド交換その2】
レスポールのアジャスタブルロッド交換 その2
前回までで概ねロッドが効かない原因を突き止めたので、仕込み直しの作業に入ります
色々傷んでしまっているので元のロッドは廃棄し、新しいロッドを仕込みます
ロッドを少々強引に掘り出した溝や、ロッドレスキューで奥まってしまったアジャストポートを一旦埋めて、仕切り直しです
大改造の末、元とあまり変わりませんでしたでは済まないので、最善を尽くします
画像的には地味ですが、ご勘弁を…
ESP名物クラフトマン林宏樹のリペアよもやまレポート
レポート
多少 引っこ抜くに近い勢いでロッドを掘り出した事もありガサガサですし、仕込む深さやカーブも変えるので一旦木を埋めてリセットする必要があります
まずは、ロッドレスキューで奥に掘られてしまったポートを埋めます
埋めたら不要部分を削り取って…
グズグズになった部分を作り直します 元の木はマホガニーですが、強度的にメイプルを選択しました
この部分はロッドナットを回す時にかなりの力がかかるため凹みがちです そもそもネック強度に不安を抱える固体ですから、念には念を入れて処置しました
一旦溝を埋めてしまうための溝掘り ロッド埋めの最終加工に備え、チップしないよう一回り広めに加工しました
ここはオリジナル通りマホガニーを埋めます
余分を削り取ります ココは昔ながらの刃物が便利と言うか、他に手が無いと言うか…
元のロッドエンドの穴は仕込み位置を変える事や、違う形状のロッドを埋める都合潰してあります 少々分かりにくいですが、今回はよりロッドが良く効くように、ロッドエンドの前にエボニーを埋めて、ロッドエンドが寄って来る事を防いでみます
ロッドを埋める最終的な溝入れ 元よりも深く、そして高低差も大きくします
では埋めます
埋める前の状態で、かなり順反りしたネックだったため、少しでも抑える目的で、埋めるロッドを逆反り状に曲げて仕込みます
同じ様な画像ばかりですね(^_^;)
埋まりました
ひとまずこの時点でロッドは良く効きます 良かった～
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