1964年製サンダーバードのヘッド折れ その4
塗装工程が終了しましたが、50年以上前の楽器なので、修理箇所の風合いが揃いません
予算にもよりますが、今回はエイジングを施し、違和感を抑えました
昨今フェンダーのレリックシリーズに代表されるエイジング加工された新品の楽器が流行っていますが、元々はリペアマンの技術と言うか心遣いです
この楽器は、もうひとつ重大な問題を抱えていました
完全に設計のミスと思われますが、どういう訳かブリッジの取り付け位置が悪く、チューニングが全く合わない状態…ズレてしまったとかの作業ミスレベルではありません
これ程緻密に設計された楽器なのに謎です
オーナー様はコレクターでは無く、現役でバンド演奏をされる方なので、オリジナル度の温存よりも改善を望まれました