今回の楽器フェアにおけるESP主催イベントの最大の目玉と言っても過言ではないこのイベント。

断っておくが、このイベントは友人ミュージシャン同士の気ままなジャムセッションでも、ましてや軽快なトークライブでも何でもない。これはESPがプロデュースする「GEORGE LYNCH GUITAR BATTLE」に他ならないのである!!

これから始まる伝説となるであろうギターバトルの生き証人となってもらうべく、会場には熱心なギターファンの皆様にお集まりいただいた。

すでに会場にはものすごい熱気が漂っている!
そう、みんなこの日を待っていたのだ!!

まずは巨匠・GEORGE LYNCH氏がKAMIKAZE-Iをお手にとられ、なんと「Mr.Scary」をプレイ!!
もう往年のファンの皆様にとっては感涙モノである!!

もはや伝説となったカミソリギターが会場を切り裂いていく!
筋骨隆々とした腕から、どこからでもピッキングハーモニクスが飛び出し、激しいアーミングを織り交ぜた凄まじいプレイ!
しかし大変失礼ながら、さすがの巨匠も1曲目ということで若干緊張していたのか、カミソリのキレがいささかよくないようだ。
しかし、もはや存在そのものがギターヒーロー!!
凄まじいオーラをステージ上から解き放っていた!

そして一人目の挑戦者が登場。日本を代表するハードロックギタリスト、DOUBLE DEALERの島紀史氏だ。
SCHECTERのSIGNATURE MODELを手にする島氏。
迎え撃つ巨匠はおもむろに「Lightnin' Strikes Again」のリフをプレイ!!

待ってましたとばかりに会場の熱気がさらにヒートアップ!

巨匠のバッキングに合わせ、島氏が持ち前のフラッシーなソロを炸裂させたときに、一瞬、巨匠の目がカッと見開いたのがわかった!
島氏のソロタイムが終わると、そこには先程までの巨匠とうってかわって、魔神と化した巨匠がそこにいた。

天空を切り裂くカミソリギター!!もう、弦が切れる!マジで切れる寸前!というくらいにアグレッシヴなピッキング!同じギター、同じセッティングであるにもかかわらず、先程までと明らかにサウンドが異なる!
誰もが見とれてしまう激しいアクション!!圧倒的なステージパフォーマンス!!

これぞ巨匠である!!

どうやら島氏は、とてつもない野獣を呼び起こしてしまったらしい笑。

プレイが終わると巨匠から「Fantastic!」との絶賛のお言葉が贈られた。
「お話をいただいて、もう二つ返事でOKしました」という島氏。
巨匠とのバトルも心ゆくまで楽しんでいただけたようだ。

さて、次は次世代のハードロックギターシーンをリードする大村孝佳氏の登場である!
ESP Snapper"大村スペシャル"を手に、いざ巨匠に挑む!!

巨匠は自らデザインをてがけられたというLTDのProtoTypeをお手に取られ、ブルージーなトーンを聞かせてくれた。

曲はマニアにはたまらない「I Will Remenber」!!

まさに
魂のトーンが炸裂!さらにフィンガーピッキングまでも披露!1音1音にハートが乗っているのがわかる!

そして大村氏のソロ!
まさに次世代代表といえるエネルギッシュな素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。

「実は・・・僕が一番好きなギタリストはジョージなんです」という大村氏。
巨匠の影響でハードロックギターに目覚めたという彼は
「もう緊張しすぎて・・・」
と言っていたが、それを受けて巨匠は
「全然緊張しているように見えなかったよ。オレの方がよっぽど緊張してるよ笑」とやさしい言葉をかけていた。

さらに「自分もいろいろなギタリストから影響を受けてきた。そしてそのギタリスト達の魂を、若い世代が引き継いでくれているのがとても嬉しい。これから一緒にハードロックギターシーンを盛り上げて行こう!」との熱いメッセージが贈られた。

熱い戦いを終えたこの男達にもはや言葉など必要ない。
国籍を超え、世代を超え、ギターを通してコミュニケーションをしているのだ!!

そして最後に、巨匠が今日集まってくれたギターファンのために、未発表曲をプレゼントしてくれた!
壮大なバイブレーションを持つこの曲で、唯一無二の孤高のカミソリギターが炸裂しまくり、この熱い夜は幕を閉じた。





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