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21世紀の新世代ギターヒーローとして「YOUNG
GUITAR」誌でもおなじみの大村孝佳氏のデモ演奏とあって、会場には数多くのギターファンの皆様が大集結!登場と同時にまずは最新SOLO
ALBUM「POWER OF REALITY」より「PLEASANT SURPRISE」を披露。セレクタースイッチレバーの切り替え音まで聞こえてくるような、こんな超・至近距離での演奏はめったにない!
それにしても美しいフィンガリングだ。手首ではなく人差し指と親指を動かすスタイルのピッキング。このタイプのピッキングフォームのプレイヤーは、弦をなでるように弾くスタイルが多いのだが、大村氏はかなりピッキングが強く、生音でしっかりとギターが鳴っている!さらに演奏途中にピックアップセレクターでリア・フロントをフレーズによって頻繁にスイッチングし、ヴォリュームツマミで歪みレベルをコントロールしていた。これで若干21歳というのだから信じられない。まさに奇跡のギタリストである!
さらに、同ALBUMより「IN A ROUGH STATE」と「THE CATACLYSM 」も特別披露してくれた!想像を絶する壮絶なテクニックはもちろんだが、メロディを大切にした楽曲としての完成度の高さに会場もただただ圧倒されるばかりであった。こんなにすさまじいギタリストであるにもかかわらず、トークになるととっても穏やかな大村氏は、どうやったらそんなに速く弾くことができるのですか?という司会者の質問に、「うーん・・・速く弾きたいと思うことですかね???」などとオチャメな一面も見せてくれた(笑)。とはいいつつ、会場の皆さんにも、とてもわかりやすい練習フレーズを紹介して、「メトロノームに合わせて最初はゆっくりから、徐々にテンポを上げて練習していくんですよ。」と、さすがはMI
JAPAN大阪校 GIT DX講師!という特別レッスンも披露してくれた。
ここで大村氏はメインギターである「ESP Snapper"大村スペシャル"」を紹介。Seymour Duncan
STK-S1nとSTK-S1bをフロントとリアに搭載。センターピックアップはダミーとのこと。ブリッジはSyncronized Tremoloを搭載しているが、アームは使わないのだそうだ。さらに一番の特徴は指板にハーフスキャロップ加工(通常のスキャロップの半分程度の深さしか彫り込んでいない)が施されている点。「通常のスキャロップは深すぎて指板に指が当たらないのでキライなんです笑。指がつく程度の浅いスキャロップにしてます」とのことだ。マシンヘッドにはGOTOHのH.A.P.Mを搭載。アンプはマーシャルのJCM800を使用している。
エフェクターはSobbatのDB-1とBOSSのディレイ(IN A ROUGH STATEのみで使用)のみ。SobbatのDB-1はブースター的に使用し、トーンコントロールはすべて手元のヴォリュームでコントロールしているようだ。とにかく、生音のピッキング音が聞こえるようなこの至近距離で大村氏のテクニックを体感し、ギターファンの皆様にはとても楽しんでいただけたのではないかと思う。
11月25日に発売される大村氏初の全曲インストゥルメンタル作品「POWER OF REALITY」も、要チェックである!!
大村孝佳オフィシャルサイト
http://www.tricycle-mgt.co.jp/t-ohmura/
MI JAPANホームページ
http://www.mi-japan.com/ |
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