
止まることを知らない京本政樹をとりかこむ大きな渦。
今回のインタビューでは、私からも積極的に京本氏に意見をぶつけてみることにする。
ESP:京本さんの音楽て、本当に幅広いんですけど、それだけじゃなくてそれぞれの曲がどれも個性的でほんと良い楽曲揃いなんですよね。
それが今回のアルバムにも如実に現れてると思います!
いまこうやってインタビューを公開させていただいて、ESPのホームページでずっと京本政樹さんの音楽活動をご紹介させていただいてるわけじゃないですか。
そうすると、うちのホームページには、京本さんのファンの方だけではなくて、将来ミュージシャンを目指しているギターキッズとか、他のアーティストのファンの方とかもたくさん見に来ていただいてるんですよね。
そんな中で、僕のところにもたくさんメールをいただくんですが、
「京本さんがシンガーソングライターだって、初めて知りました!」っておっしゃる方が多いんですよ!
京本政樹:でしょ?笑。
さっきも言ったけど、ほんとはそれが本職なんだけどね笑。
あと、今レコーディングのお手伝いをしてくれてる、石井さんの弟子の彼ね。
(ESP注:エンジニアアシスタントのアキバ君。推定年齢23歳。ESP MUSICAL ACADEMY卒業生。)
その彼にね、TDが終わるたんびにね、どの曲が好き?って聞くんですよ。
そうするとね、TD終わるたんびに好きな曲が変わっていくんですよ笑。
でも、それがなんかすごくね、嬉しかったりするんですよ自分の中でね(微笑)
だから、曲がバラバラなのがボクなんだっていうのも、自分でわかってるし笑。
ここまで来たら、もうそれ貫いていくしかないよなって思ってますし笑。
で、さっき言ったように、「牙狼」の主題歌やってくださいって言われてですね、「オレはなにがなんでも西条秀樹で行くんだ!」っていうタイプだったら、自分の持ち味で強引にいっちゃうんだと思うんですけど、僕はやっぱり違うんですよね。
プロデューサー的感覚がはたらいちゃって、「牙狼」はこうでなくちゃいけないっていう感覚になってしまうんですよ。
それは必殺のときに、鮎川さんに「女は海」を書いたときと良く似てるんですよね。
(ESP注:「女は海」(歌:鮎川いずみ) 「必殺仕事人V・激闘編」主題歌、京本氏は作詞・作曲・プロデュースを担当)
ESP:やっぱり京本さんは常にプロデューサー的な感覚があるんですよね。
京本政樹:そうなんですよ。でもそれが逆にね、もしかしたら、これまでの音楽を絶つ要因にもなっちゃったわけですよね。
時代劇だったら、時代劇に夢中になるから現代劇忘れちゃったり。現代劇だったら現代劇に夢中になるから時代劇をおいていっちゃったりね。常にそうやって、この26年、経ったんですけど、やはりあいかわらず同じことやってるなあっていう。
今回のアルバムも聞いていただければわかりますよ。
・・・だって、どう考えても、バラバラですよ笑。
ESP:でも、そこですごいのが、確かに全曲バラバラなんですけど、1曲1曲がすんごいイイじゃないですか!
僕もアシスタントの彼と同じ気持ちで、「これ、イイ曲だよなあ」
で、次の曲作業開始!「うーん、これもまたこれでイイよなあ」っていう笑。
今日、トラックダウンしてた「かげろうの街II」なんですけど、普通にこれシングルでいいんじゃないのって思いながら聞いてたんですよ笑。
どこを切ってもシングルでいいんじゃないのっていう笑。
京本政樹:あはは笑。ほんと金太郎飴みたいなアルバムになってますよね笑。
ESP:そうなんですよ!すんごいごんぶとの金太郎飴!笑。
京本政樹:「かげろうの街II」なんだけどね。これ十年くらい前の曲なんだけど、自分で聞いてて、我ながらいいの作ってるなあなんて思ってね笑。なんで売れないのコレ???なんて言ってスタッフみんなで笑ってるんですから笑。
ただ、一番いけなかったのが、音楽をやってるんだやってるんだ!っていうのを、ほんと出さなかったですよね。あの当時にね。
それはねえ。今でもちょっと言えるとこあるでしょ?例えば「I LOVE YOU」のキャンペーン終わっちゃったらすぐ俳優に戻っちゃったりとか。やっぱりやってること多すぎるんでしょうねえ。
あれをコツコツと全国回ったり出来ればねえ。テレビプロデューサーのとこに持参して、テレビで歌わしてくれってやってればまた違うんでしょうけど。。。
やっぱりしょうがないですね。音楽だけじゃなくて、やっぱり二足三足のわらじ、もっと言えば百面相くらいの自分がいるわけじゃないですか笑。
でもやっぱりそうやって生きていきたいですし。
やっぱり結論的としては、今こういう状況でやってても「音楽やってると楽しい!」んで、それが一番ですよ。何よりもねっ!
だって、、、こんだけ寝てないんだけど、楽しいんですよ♪(微笑)
スタッフは全員、京本政樹というアーティストのいちファンであり、最大の理解者でもある。
京本氏とスタッフ全員で、ワイワイガヤガヤと、「この曲やっぱカッコイイ!あのときなんでこれが売れなかったのよ〜?」なんて言いながら、みんなでノリノリでトラックダウンをしているのだ笑。
しかしそうは言っても、夜中の3時くらいには、さすがのスタッフにも疲労が出てくる。
そんなときは京本氏が突然爆笑トークを披露し、スタッフも眠気も吹っ飛ぶくらいの、さらに笑いすぎてお腹が痛くなるほど盛り上がって、一気にテンションが復活!そしていちばんきつい3時ごろをのりきって、朝まで一気にノリノリで行ってしまう、本当に楽しい現場であった。
何よりも驚かされたのが、一番お疲れであるはずの京本氏ご本人が、狙い澄ましたかのようなタイミングで「そういえばね、こないだシンゴちゃんがね〜♪」なんて感じで爆笑トークで場を盛り上げていることだ。
この点については、インタビューラストでちょっとツッコンでお伺いしてみたところ、
まことに興味深いエピソードをお話してくださいました。お楽しみに♪
しばし震えて待て!