2005年4月下旬、ESP Website制作事務所に耳を疑うような衝撃のニュースが入ってきた!
京本政樹、NEW MAXI SINGLEのレコーディングに突入!!
去年の11月26日にESPの音楽レーベルであるトライスクルレコードからMAXI SINGLE「薄桜記(さくらうた)」を発売したばかりというのに、なんという創作意欲!
こ、これは大変ですっ!というわけで、都内某所のレコーディングスタジオに緊急突撃取材を決行した!



ESP:大変ごぶさたしております。ただいまレコーディング中と聞きまして、誠に勝手ながらまたまた突撃インタビューをさせていただきたいと思いまして。。。

京本政樹:あ、前回評判の良かったやつですね???

ESP:お、恐れ入ります。前回の薄桜記インタビューが、皆様からものすごい大反響をいただいたものですから。もうこれは恒例のインタビューシリーズということで、ぜひ今回もお願いしたいのですが。。。

京本:・・・今回は結構、波瀾万丈のインタビューですよ(笑)

ESP:ほ、ほんとですか???

京本:いきさつがすごいですからね(微笑)

ESP:では、心して聞かせていただきます!

京本:えっと、まずですね・・・思い起こせばですね、札幌のインストアライブの話になるんですよ。
(ESP注:2005年2月11日、TOWER RECORDS札幌ピヴォ店にて行われたインストアイベント)
実はこれ、ほんとは皆様にちょっぴりウソをついちゃったような形になるんですけど、あのとき、新聞社の方も取材に来てくださっててですね、記者の皆さんの意気込みってのは、「京本政樹、札幌を皮切りに桜前線を東京に向けてキャンペーン開始!」っていうふれこみで新聞社も書き立ててくれたんです。

ですが、実はそのときドラマの仕事が入ってましてね。
(ESP注:火曜サスペンス「北ホテル3」の収録が小樽で行われた)

あ、これ皆さん誤解してるんですけど、北海道でドラマのロケがあったから札幌のインストアを決めたわけじゃないんですよ。そんなにウマいこと決まるわけなくて。
札幌のキャンペーンが先に決まってて、もともと札幌に行く予定だったんですよ。札幌に行くことはもう前の年から決まってたんですね。
「薄桜記」を年末に出したんだけども、桜の歌なんでキャンペーンするには早すぎるだろうってことで、発売当初は名古屋だけ一発やって、あとは来年早々に札幌をやろう、ということに決めちゃってたんです。

札幌をやろうっていうのを決めてるところに、たまたまドラマが入ったわけですよ。
そしたら、たまたま同じ時期だったんですよ。
そこから、僕の苦悩が始まるんですけど、去年はほんとに走り続けた一年だったんですよね(微笑)
なのでお正月休みだけ海外でとらせていただいて、1月の8日くらいに日本へ帰ってきて、そっからまるまる休みなく今日まできてるんです(微笑)
今年初っぱなからドラマ4本かけもちっていう状態だったんですよ。
その状態の中で、ESPのスタッフさんたちと札幌で合流する、というスケジューリングになってしまったんです。僕はロケ現場の小樽から札幌に向かい、ESPのスタッフさんは東京から札幌に行ってそこで落ち合いましょう、という日がちょうど札幌の雪まつりの日でして。ちなみにその日は、猛吹雪でしてね(笑)
ま、とにかくそんな状態だったんで、あんまり音楽活動にタッチできなくて、「薄桜記」が宙に浮いてる状態になってしまいまして、、、

でもまあ、我々としては「薄桜記(さくらうた)」なんでね、雪の歌じゃなかったから、まあそんなにあわてることはないだろうってことで。よくスタッフとかと言ってるんですが「薄桜記三年計画」っていうのがありまして。もう、いつヒットしてもいいやっていう(笑)
今年の春じゃなくても、来年でも再来年でもヘタしたら十年先でもいいやっていう(笑)
「マツケンサンバ」じゃないですけど(笑)
健さんも十年くらいやってらっしゃるわけじゃないですか。僕も同じ時代劇なんで、健さんがマツケンサンバを十何年前からやってらっしゃるっていうのは知ってたんでね。なんであんなきらびやかな衣装でやってらっしゃるんだろう?なんて思ってました(笑)

それでちょっと話は脱線しますが、面白い話があるんです。
まだ放送されてませんが、NHKで「御宿かわせみ」っていう作品を撮ってる時期に、
(ESP注:NHKにて6月17日OA予定の「御宿かわせみ忠三郎転生」)

ちょうどエレベーターで健さん(ESP注:もちろんあの松平健氏のことである)と二人っきりになったんですよ。
で、「健さん、マツケンサンバ売れてますね〜!」ってお話をさせていただいたら、
健さんが「京本君あれだよね〜。あの刀のギターすごいよね〜」って逆に言われて(笑)
「京本君の刀ギターには負けるよ〜」なんて言って笑っらっしゃいましたから。
で僕はもう冗談で、「健さん、なんか二人でやりましょうよ〜」なんて言ってね(微笑)
二人とも「サムライ」というものをモチーフにどうするかっていう共通点があると思うんですよね。
で、すぐにESPスタッフに電話して、「健さんから言われたよ〜」って(微笑)
「健さんも知ってるなんて、たいしたもんだね!」って。


ま、それはそれで、今の話と「薄桜記」ってのはまた次元が違う話なんですよね。「薄桜記」ってのは、あんまり僕が歌ってヒットしたっていうフレーズを考えてるわけじゃなくて、あの歌自体が認められたいなっていう想いが強いんです。自分の中でもできあがったときに「やった!」って思ったように、長く頑張ってやって、どんな形であれやり続けて、サビのメロディが皆さんの耳になじんでくれればなあっていう想いなんです。

(つづく)




あいかわらずの超人的必殺スケジュールで超多忙な日々を送られている京本政樹氏。
そんな中で決行された札幌でのインストアライブ。
札幌の皆様からは大反響をいただき、CDも飛ぶように売れ、イベントとしては大成功であった。
しかし、大成功のイベントとは裏腹に、京本氏の口から発せられた、「皆様にちょっぴりウソをついちゃったような形」とは一体どういうことなのか???
実はこの言葉こそが、今回のインタビューのキーワードとなる言葉であったのだ!
まさに波瀾万丈と言うべきその全貌が、次回以降少しずつ明らかになる!!





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