ファンの方なら絶対に気になって気になって仕方がないであろう、カップリング曲の「身勝手なkiss〜最初から泣いていた〜」。
もう、タイトルからして気にならない方がおかしい!

気になって仕方がないアナタに、読み終わったあとにも、さらに気になって仕方がなくなってしまうようなインタビューをお届けします(笑)





ESP:カップリングの「身勝手なkiss〜最初から泣いていた〜」について聞かせてください!



これは「薄桜記(さくらうた)」とはテイストを全く変えたんです。
80年代、80年代って言われたんで(笑)、いや僕も最近のものも作れるよ、と(微笑)

そういうのも作るよ!っていうことと、あと実は、ESPさんとの出会いっていうのも大きかったんです。

前のインタビューでも言いましたが、僕ってもともとギター少年じゃないですか!
ESPさんとの出会いによって、ギターにもう一度触れ直すっていう機会が与えられなかったら、
この曲はなかったですね(微笑)



だからほとんど作ったときとアレンジも変わってないんですよ。
大谷さんに「これでお願いします!」って逆にお願いしたくらいですから(笑)
イメージがESPとの出会いによって、固まってたっていうかね。

最もギターが活きる形、みたいな。だからフレーズの持って行き方とかも、とにかくギターが活きる形で。
間奏にしても後奏にしても、とにかくギターが立つように!リズムはシンプルに!っていう形を最初から構想して作っちゃったんで。
それで今回アレンジも連名になってるんです。



でも、「薄桜記(さくらうた)」とは相反する曲じゃないですか。
これをカップリングに持ってくるって、どうなんだろう???っていう反対意見もちょっとあったんですけどね。でも、例えば井上陽水さんも、同じアルバムの中で、全然相反する曲を持ってきてたりするじゃないですか。だから大丈夫です!って言って。僕はそれを目指したいんです!って。
「薄桜記(さくらうた)」のカップリングだからって、カップリングもそれっぽい曲を持ってくるんだろうなって思われる方がイヤなんです(笑)



だから、この曲は僕のファンの方でもびっくりする曲だと思いますよ。
ファンではない人からしたら、京本政樹が歌ってるなんて思わないでしょうね。



前のインタビューでもお話しましたが、僕はかつて、「二兎を追うもの一兎も得ず」との決断から、一度シンガーソングライターという道を封印しました。そして、ここまで役者としてやってこれて、世間からも一応認知していただけるようなポジションにまで来れたわけじゃないですか。そこで「今ならば」との判断からシンガーソングライターの封印を解いたわけです。




今日も相棒のノア君と話してたんですが、
「なんか最近すごい気を感じるよ。オーラみたいの出てるよね」って話をしてくれたんです。



それで思ったんですが、なんとなく、こういう感じで忙しく動いている合間に、ギターのことやレコーディングの打ち合わせをしたり、かといってドラマやバラエティ番組もバリバリこなしていく、みたいな、なんとなく、僕の中で振り出しに戻っているような、あの頃に戻って2回目の芸能生活を楽しんでいるような、それでいてとても余裕があるような感覚があるんです。



だから、この「身勝手なkiss〜最初から泣いていた〜」という曲もそうなんですけども、ギターが横に置かれていると、どんどんいろんなイメージが沸いてくるんで、ボンボン曲を書いてるんですよ。



今のところ、僕の中ですごく手応えを感じているのは、「薄桜記(さくらうた)」って、ほんとに万人受ける曲だと思うんですよね。実際、僕のファンの方の若い人にもご年輩の方にもウケがいいんです。ご年輩のファンの方が「すごく郷愁を感じます」って言ってくださったんです。「自分が若い頃の気持ちを思い出しました」って。

また、「こんなに詩とメロディがマッチしている曲はありません」という声も聞かせていただきました。



シンガーソングライターとして、こんなに嬉しい言葉はありませんよね(微笑)
だから、「薄桜記(さくらうた)」は、これからも大切にしていきたい曲なんです。



そこへいくと、「身勝手なkiss〜最初から泣いていた〜」っていう曲は、どちらかというとギターをやっているような若い方にも「あっ!」ていって気に入ってもらえる部分がある曲だと思うんですよ。
だから、ギターをやっているようなESPのホームページをご覧の方にも、とにもかくにもこのシングルを一回は聞いてみて欲しいって思うんです。






作曲家を目指している人にとって、詩と曲のバランスのとれた万人に愛される曲を作るっていうのは、やっぱり夢ですよね。
そういう曲って、ほんとになかなか出来ないものだと思うんです。


シンガーソングライターを封印する前の、前期の京本政樹の中で、そういう曲っていうのは例えば「愛した分だけ」っていう曲だとか、こないだのアルバムに入れた「Still in love」みたいな曲は、どちらかというとそういう万人に愛されるスタンダードな曲なんだろうと思うんですよ。

それとは別に、そのときそのときの流行り歌っていうものがあると思うんですけども、
「薄桜記(さくらうた)」っていうのは、その2つを共有しているというか、流行り歌=長く歌い続けたいスタンダードな曲というか、僕の中でそういう感じがしているんです。

僕もこれまで相当の曲数を書いてきてますけど、こういうのはほんとになかなか出来ないんですよね。
皆さんがこの曲をどう評価してくださるかはわからないですが、ぜひ一回は聞いてみて欲しいって思うんです(微笑)











な、なんと!

カップリング曲は私どもESPとの出会いがきっかけとなって生まれた曲だったとは!
しかもESPとの出会いがなかったらこの曲はなかったとまで言っていただけるとは!

本当に有り難き幸せなお言葉!!!



ここまでこのインタビューを読んでしまったアナタ!

これまでテレビでは何度か俳優・京本政樹をご覧になったことはあるかと思いますが、、、

これで京本氏がただの俳優ではないことが充分おわかりいただけたでしょう!!




なんとなく「京さま」が気になりだしてしまったという方、、、



大変です!!

アナタはもう、一人歩きを始めてしまった「薄桜記(さくらうた)」の渦の中に、すでに巻き込まれているのです!



京本政樹氏の魅力が存分に詰まった「薄桜記(さくらうた)」を涙して聴け!!

取材と文・ESP








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