ただいま大反響をいただいております今回の「I LOVE YOU」インタビュー」! #1、#2とお読みになられた方は、もう気になって気になって仕方ないことでありましょう!! 今回はその新曲の核心に迫る誕生秘話をたっぷりと語っていただきました! 心してご覧くださいませ!! |
(前回からのつづき) 京本政樹:で、具体的にその新曲の話になるんですが、曲のイメージの作り方として、せっかくESPさんでやってるんですから、やはりギターのイメージから入っていったんですよ。SAMURAIギターとか、さくらギターとかをこれまで作ってやってきたんですけど、今度ギターを持つとしたら、どんなギターかな?っていうイメージから入っていったんです。 それともうひとつ、僕の中では「白い夜」っていう、去年のクリスマスディナーショーで披露した「薄桜記」の歌詞変更バージョンを、アルバムだろうがカップリングだろうがCDに入れるべきだよねっていうのがすでにあったんです。 ディナーショーでもとても評判が良かったし、ディナーショーに来れなかったお客様の為にも是非とも入れたかったんです。 そうすると、白いギターかな?っていう漠然としたイメージがありまして。 さらに考えていって、僕が持ったことない色のギターもいいなっていうのもあったんですよ。 これは僕の中で黄色だったんですね。黄色いギターって持ったことなかったんですよ。 イメージとしても「京本政樹」にはあまりそぐわないと思ってたんです。 ギターのシェイプのイメージとしてあったのは、ST系のボディシェイプだったんです。 これまでLPシェイプとか、フォークギターとか数々披露してきましたけど、STシェイプってなかったよね、STの黄色ってなかったよねってところから話は始まったんです。 実は僕の中ではずっと「薄桜記」の次なる新曲ってのは、今回の新曲とは違うことを考えてたんですよ。 僕の得意とする歌謡曲タッチのものを考えていて。 その僕の得意な歌謡曲タッチの方向性で行くと、失恋ソングだったんです。 去年はライブやディナーショーなどでファンの皆様と接する機会が多くて、ファンレターなどで様々なご意見をいただいたんですが、 「京本さんて、さみしい、悲しい、究極の悲恋の歌が多いですよね」 っていうご意見をたくさんいただきまして。 「京本さんの楽曲の中にハッピーソングってあんまりないですよね」っていう意見が多かったんですよ。 失恋した男の歌とかが多かったんで、「これって京本さんの実体験に基づいた曲なんですか?」っていう質問も多かったんです。 実はそうではないんですよね。 僕の中では、わりと物語性をつきつめていくとそっちになってたっていうことなんです。 で、あいかわらず僕の中ではそっち系の曲を書きためてたんです。 でもシングルってなかなか難しいもんでね、アルバムの中の一曲とは違って、なにかこうスポンと突き抜けるものがないとシングルにはなりづらいんで。 で、自分の得意な歌謡曲かなって思ってたところに、さっきのイエローのSTシェイプのギターの話になると、自分の中ではそれだと歌謡曲のイメージではなかったんです。 あれ?違うなって。 自分が書こうとしている曲と、ESPスタッフと話しているギターのイメージと違ってきたわけです。 それで、たまたま地方ロケに行ってたときの話なんですけど、たぶん札幌キャンペーンの1〜2週間前ですね、僕の付き人の松山君やマネージャーの加藤君たちのスタッフ連中に、食事に誘われたんですよ。 でも、たまたまそのときあんまり食欲がなかったんで、行かないで部屋に残ったんです。 行かなかったために、たまたま時間がすごく空いたんですよ。 たしか夕方6時くらいからホテルにいたんですよね。 そのときに、今の話を自分の中でいろいろ考えていたんです。 たまたまね、その時に、あの「冬彦さん」のドラマの「ずっとあなたが好きだった」というドラマの再放送を見てたんです。 あれってたしか、「高校教師」の前の年にオンエアしてたドラマでしたよね。 賀来千香子さんはお友達なんで、「あ、ちーちゃんだ!」なんて言って見てたわけです。 そこから僕の頭の中で伏線が始まるわけです。 僕の場合って、歌詞と曲は同時進行なんですよ。 そのときは楽器がなかったんで、携帯のボイスメモに曲のアイディアを入れていったんです。 作り方は簡単なんですよ。失恋ソングにしないっていうのが頭にあったんで、普通だったらこのまま終わっていく恋愛だったんですが、それをとにかくもう、好きな相手に愛を告白する!という愛の在り方という、歌詞を読んでいただければおわかりいただけるんですが、特に2番の歌詞を見ていただければそれを表しているんです。 人と人が出会い、恋が始まるんだけども、愛が告白できないばかりにすれ違っていく、 すれ違ったときにその後ろ姿を見ていて、 今までのパターンだったら、恋しいから故にもどかしい自分がいて、涙して終わる、 みたいな感じなんですが、今回はそうじゃなくて、 「言うよ」、と。 「好きなんだ」と。 「ずっと君が好きなんだ」と伝えている時の自分っていうのは、僕の「薄桜記」とは反するんですけどね。 「薄桜記」っていうのは「永遠っていうのは、ないんだ」っていう歌だったんですが、今回のは 「好きだっていうこの気持ちは永遠なんだ!」と。 絶対君を幸せにするんだ!って言い切っちゃうみたいな、逆パターンバージョンに持っていったわけです。 そうすると、「ずっと、君だけ、好きだった」っていう究極になるわけです。 君だけ好きだっていう「だけ」っていうのがポイントなんですけどね。 君を、じゃなくて、君だけっていう限定してしまうという。 単刀直入に言うと、僕の究極のプロポーズソングみたいになってるんです(微笑) (次回へ続く) |
な、なんとっ! 今度の新曲は「薄桜記」とは全く逆の「究極のプロポーズソング」!! 僕が知る限り、こういった曲は、これまでの京本氏の楽曲の中でもほとんどなかったと言ってもいいだろう。 はたして今回の新曲は、一体どんな曲なのか??? お話を聞けば聞くほど、気になって仕方ありません!! 曲調は?歌詞は?歌のタッチは? あああ気になりすぎ!!! 次回インタビューにて、その新曲の全貌にさらに迫っていただきます!! 心してお待ちくだされ!! |
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