前回のインタビューより、少しずつその全貌が見えてきたNEW MAXI SINGLE「I LOVE YOU」。 今回は、さらにその誕生秘話の深層部分にまで迫ってお話していただきました! と、とにかくお読み下さい! |
(前回からのつづき) 次の日の朝、付き人の松山君がホテルの僕の部屋に入ってくると、 書き殴っている詩がそこら辺に散乱しているわけですよ笑。紙を置いたまま寝てたんで笑。 僕が曲を書いたときって必ずそうなんですけど、「次の日に覚えているかどうか」っていうのが重要なんです。 よく作家の先生も言われますよね?一回寝ちゃって、次の日に覚えているかどうかって。 それで次の日にあらためてチェックしてみて、「イケてる!」って思ったんですよ。 トライスクルのプロデューサーさんにもすぐ電話を入れてるんですよ。 そしたら彼がたまたまESP MUSICAL ACADEMYの重役スタッフの人と一緒に食事をなさってたときだったみたいで、僕はとにかく聞いてもらいたいという一心で、電話口で歌って聞いてもらったんです。 それを向こうは二人で聞いているわけですよ。 で、「・・・いいじゃない!」って話になりまして笑。 それがまだ札幌のキャンペーンの2週間前のころだったんですね笑。 「薄桜記」のキャンペーンの前にすでに「新曲だ〜!」って騒いでいたという笑。 それで僕が東京に戻ってきて、すぐにESPスタッフに「楽器が欲しい!」ってお願いしたんです。 っていうのは、僕のギターってESPクラフトハウスで展示品として預けて飾られているわけですよ。 なので、作曲用のギターが欲しい!といってお願いしたんです。 それがまた面白いんですが、白とか黄色とかギターが欲しい!って言ってたんですが、今回は作曲用ギターってことで、車って新車を作るときに未発表の車って黒いシートをかぶせてるじゃないですか。よく車雑誌に「激写しました!」みたいなスクープになってるやつですね。あのイメージがあったんで、 「真っ黒なやつでお願いします!」みたいな笑。 何もかも真っ黒でいいですとか言って笑。 何でですか?って聞かれたときに、新車作るときの試作車って、真っ黒けじゃないですか。 そのイメージがあったんで、とにかく黒で! しかも真っ黒でガットギターがいい!とか訳のわからないことを言って笑。 なんでガットギターかっていうと、前のインタビューの時にも言ったと思うんですけど、僕が最初に持ったギターってガットギターなんですよね。親父に買ってもらったあのギターです。僕、曲を作ってるのってガットギターが多いんですよ。 ガットギターって自分にとって弾きやすいんですよね。 たまたまESPのギターラインナップの中でエレガットを見つけてたんで、あれを真っ黒にして欲しい!ってお願いしたんです。 で、それから東京に戻ってきて、ドラマで全く休みのない状況だったんですけど、NOAのところに行って、一緒にデモテープを作りたいんだ!と。 シングルなんでバシッとしたデモを作らないとみんなを納得させられないって言って。 打ち込みをして、デモを作ったんです。それができあがったすぐ後に札幌のインストアだったんです。 僕はそのデモ音源を持って小樽から札幌に行って、ESPスタッフはそれを早く聞きたい!っていう状態で札幌で落ち合ったんです。ですんで、冒頭でも言ったんですけど、申し訳ありませんが皆さんが「薄桜記」のキャンペーンを喜んでくださっている時には、すでにこっちが進行してて笑。 そのキャンペーンの移動中にみんなでデモテープを回し聞きしていたという笑。 「いいね〜!新曲これでいこうよ!」なんていって笑。 そのときに、すでにギターのイメージがあったんですよ。STシェイプのギターにイエローを塗って、ピックガードのところに、僕がいつもアクセサリーで付けてるパライバっていう宝石のグリーンとも言えずブルーとも言えない綺麗な宝石があるんです。(ESP注:パライバトルマリン) この色をなんとか出したいと思ったんですよね。 あと、もうひとつ、同じギターでそのカラーを逆にしたバージョン、要するにパライバのカラーをギター本体のカラーにして、ピックガードをイエローにしたバージョン。この両方のギターを作って、プロモーションビデオやジャケットを作ったときには、この両方が存在する、というイメージにしたい!っていうお話をしたんです。 そうしたらESPさんの方でも「いいですね〜!」なんていって盛り上がっていきまして。 それで、SAMURAIギターにもさくらギターにも宝石が入ってたりしたじゃないですか。 で、装飾はどうする?なんて話になりまして。 やっぱりパライバを入れたいよねって話になるんですが、あの宝石ってものすごい高価なんですよ! 1キャラットとかでも800万円とかしますからね。 で、たまたま今、僕は宝石のデザインを立ち上げてて、自分のブランドを立ち上げたところだったんで、やっぱり僕の特色としてね、宝石を入れたいよねっていう話になったんです。 で、僕のイメージとしては色のイメージから入ったんで、海にロケに行って、海辺でオープンで撮りたいんだと。水の中に入った状態で、ギターを持った写真を撮りたいと。僕のこれまでの作品ではオープンでの撮影ってあんまりなかったので。あったとしても夜の夜光の照明の中で、とかはあったんですけど、夏の海のオープンでの撮影ってなかったんですよ。 ま、たしかに普通海に行く人って、真っ黒に日焼けした人がやるっていうのがパターンなんで、僕みたいな真っ白い人が行ってどうするんだ?っていうのはあるんですけど笑。 あえて、逆に逆に話をしていって。 そんな感じで「薄桜記」のキャンペーン中に、その話ばっかりだったんです。ブルーとイエローのギターがあって海に行ってロケして、、、なんて話が決まっていったんです。 7月21日発売っていうのも、僕が勝手に決めたんです笑。 なんの根拠もなく言ってるわけですよ笑。 それは根拠っていうか、簡単にいうと僕のドラマのスケジュールとかの話なんですけど笑。 で、そのときにもちろん、カップリングはどうするんですか?って話もあったんですよ。 そのときに、「白い夜」の話になるわけです。これは入れておくべきだと思ったんです。本来ならば、夏の曲のあとに冬のクリスマスソングを入れるっていうのもアレだと思うんですけど、この計画の根本っていうのは、「薄桜記」を歌い続けたいというための根本なんで、そういう意味では「白い夜」を入れておいてもアリだと思ったんです。ファンの皆様にも、「I LOVE YOU」を聞きながらも「白い夜」を聞いて「薄桜記」を思い出していただきたいっていう想いもあったんです。それでカップリング行きますか!っていう話が決まってたんです。 でね、、、こっからが、エライ話になるんですよ。 (次回へ続く) |
なんと!さらに発覚した衝撃の事実! 「薄桜記キャンペーン」のときに、すでに内々では新曲の話で盛り上がっていたとは(笑) これも京本氏のいう「ちょっぴりウソついちゃった」ということに繋がってくるのであろうか。 そして、ついに!新曲「I LOVE YOU」が完成!そしてカップリングには「白い夜」が決定! あとはレコーディングして発売するだけ!すべて順調に・・・ のはずである。。。 が、何やら雲行きが怪しい模様。。。 な、何ですか?何か問題が??? はやく教えてくださいよ〜!! 気になって仕方ないじゃないですか〜っ!! はやる鼓動をおさえて待てっ! |
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