ESPが誇るクラフトマンシップを投影した最高峰機種、ESP AMOROUS
皆さん、こんにちは!
ギタリストの五陸 守です。
今回はESP AMOROUSの最新モデルをご紹介します。
僕が持つAMOROUSの印象は「元気でめっちゃ鳴りが良いギター」「アンプから飛び出す音のスピードが速く、音の飛距離も断トツに長いギター」というイメージです。
いかにしてそのサウンドが体現されているか迫っていきましょう!
ギター本体のみならず、今日の良い機材・良いパーツの判断基準の一つとして「堅牢さ」が挙げられるように感じています。
良いコンディション・使用感を長く保つという意味で重要視されているということでしょう。
今回ご紹介するAMOROUSは構造上、最も頑丈なギターと言えます。
その事実がサウンドにも当然影響を与えています。
AMOROUSの基本構造はボディとネックを接着して固定するセットネックジョイントで、ボディバックはホンデュラスマホガニー。
従来のキルテッドメイプル/フレイムメイプルトップのモデルに加え、バールメイプルトップのモデルが新たにラインナップされました。
指板にはホンデュラスローズウッドを配し(一部のモデルはエボニー指板)、ノントレモロモデルのネック材はホンデュラスマホガニー、フロイド・ローズ付きモデルはハードメイプル、ウォルナット、パドゥックの7P(一部のフロイド・ローズ付きモデルはホンデュラスマホガニーネック)となっています。
AMOROUSのボディは最厚部で52mmあります。
この大きな体積により、楽器本来の音を十分に楽しむことができます。
ネック材はボディ材の奥深くまで突き刺さっている構造で、ネックジョイント部分はESP製品の中では比較的大きめに材の体積が残されている印象です。
しかしながら、滑らかなヒール処理が施されており、プレイヤビリティは絶対に損なわないという強い拘りが感じられます。
ヘッド部分も分厚くなっており、ペグのワッシャー部は落とし込まれています。
このようにAMOROUSは非常に剛性が高く作られていることが分かります。
楽器の体積を増すと犠牲になりがちなのは演奏のしやすさですが、AMOROUSはESPが誇る高い加工技術と、圧倒的なプレイヤー目線に基づく設計で演奏者にストレスを与えないギターに仕上がっているのです。
また、ここまでの話の印象に反して意外と重くない楽器であるというところも特筆したいです。
長時間の演奏やステージパフォーマンスでも苦痛を感じません。
今回新たにバールメイプルトップのモデルが誕生したことで、従来のキルテッドメイプル/フレイムメイプルトップのモデルよりも、クラシックなスタイルの良さは残しつつルックス的にもモダンな印象になりました。
バールメイプルはキルテッドメイプル/フレイムメイプルとも異なった重量や硬さを持っていますので、サウンドも当然異なってきますが、前述のボディ体積のお陰でその違いの恩恵を最も受けることができる機種であるとも言えます。
ぜひ一度店頭で手に取ってその魅力を感じていただきたいと思います!
今回は真面目な文章になり過ぎたことを深く深く反省しつつ(笑)、またお店のイベントなどで皆さんとお会いできる日を楽しみにしております☆
■ ESP AMOROUS-CTM Burled Maple