五陸守のゴリゴリ珍道中 Vol.8

踏襲と革新に見るESP!! 45周年記念M-II

皆さん、こんにちは。

ギタリストの五陸 守です。

今回は、今年45周年を迎えたESPが送り出した「ESP M-II 45th Limited Edition」についてお話します。

数あるESP製ギターの中でも歴史が深く、世界的に根強い人気を誇るM-II45周年記念モデルの土台として最も適していると感じます。

まず目を惹くのはボディトップに配された美しいスポルテッドメイプル材と、その鮮やかなカラーリングです。

11本異なる杢目に沿ってマスキングを施し、丁寧に塗り分けられた配色には「素材の良さを活かしきる」というESPの基本姿勢を見ることができます。

シェイプこそ伝統的なM-IIスタイルですが、どこを取ってもESPの新しい挑戦を感じます。

ボディ/ネックには、このモデルのサウンドの核となる上質のホンデュラスマホガニーが採用されています。

どっしりとしたコシと、低音域から高音域までムラのないしっかりとした鳴りを持っているため、サウンドメイクもしやすく、音楽的な弱点が見つかりません。

他の音と混ざった時の自然な音ヌケ感にはうっとりとしてしまいます。

ネックジョイントの構造は「セットスルー」が採用されています。

これはボディとネックを接着する「セットネックジョイント」でありながら、まるで「スルーネックジョイント」のようなスムーズなヒール処理が行われているという、ESP独自の工法です。

堅牢かつ精度の高いジョイント加工により、ネック~ボディの鳴りがグッと一つにまとまります。

それでいて演奏性も損なわないという、正にプレイヤー目線に立った造りと言えるでしょう。

(ちなみにレギュラーモデルのESP M-IIは“DX”にボルトオン・ジョイント、“Custom”にスルーネック・ジョイントが採用されています。

指板にはマカッサル・エボニー(マッカーサー・エボニー)が採用されています。

タイトでエッジのある音響特性が楽器全体の響きを引き締めてくれているように感じます。

またその独特の縞模様と、ジェスカー製のゴールドのフレットとのルックス的なマッチングも、この記念すべきモデルの特別感を高めてくれています。

ブリッジはHIPSHOT製のFIXEDタイプで、リバースの角度付きヘッドとの組み合わせにより、弦に程よいテンション感を与えます。

このお陰で音程感も非常に明瞭になります!

ピックアップはBare Knuckle製“NAILBOMB”がブリッジ/ネック両ポジションに搭載されました。

このピックアップは近年のハイパワー系のイメージとは異なり、十分なゲインがありながらもダイナミックレンジが非常に広く、様々な音楽に対応できる可能性を感じます。

もちろんBare Knuckleピックアップ特有の驚異的なローノイズさも兼ね備えています。

このように、材・構造・パーツなど随所に新しいものを取り入れつつも楽器としてのバランスを崩さず、高い完成度に仕上がっているところが「さすがESP」と、つくづく思わされます。

これは特定のジャンル/スタイルのギタリストの方にお薦めするものではなく、全てのESPギターファンの皆様に試していただきたい1本です。

ESP M-II 45th Limited

ESP M-II 45th Limited(digimart)

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五陸守のゴリゴリ珍道中 Vol.7

正統派か。異端か。

時代の“流れ”を越えてゆくESP STREAM-GT

皆さん、こんにちは。

ギタリストの五陸 守です。

今回はサウンド・ルックスともにバリエーションが豊富な「ESP STREAM-GT」をご紹介します。

僕が初めてESPギターのデモンストレーターを担当させていただいたのがこのSTREAM-GTでしたので(20162月のことです!)、個人的に思い入れも強いモデルです。

サウンドに明確な違いがある3機種

STREAM-GTには「CLASSIC」「STANDARD」「CUSTOM」の3機種が存在します。
ボディシェイプとネックジョイントの構造(セットネック)は共通しており、各モデルごとに材の違いやピックアップの違いがあります。

まず「CLASSIC」はマホガニーボディ/ホンデュラスマホガニーネック/ホンデュラスローズウッド指板というスペックが音の核になっています。
LPシェイプを長く弾いていた自分にとって、ファーストインプレッションで一番しっくりきたのはこのモデルでした。
「CLASSIC」のみSeymour Duncan「SH-18(Whole Lotta Humbucker)」を各ポジションに装備しており、伝統的なトーンでありながら現代的な音楽にも対応する、非常に扱いやすいサウンドが特徴です。
またSTREAM-GTの3機種の中でも比較的軽量な個体が多いことも付け加えさせていただきたいポイントです。

「STANDARD」はマホガニーボディ/ハードメイプルネック/エボニー指板というマテリアルで、非常にESP的なスペックです。(だからこのモデルを「STANDARD」と呼ぶのでしょうね!)
ピックアップはネック側にSeymour Duncan「SH-2n(Jazz)」、ブリッジ側に同「SH-15(Alternative 8)」が搭載されており、スムーズでクリアーなトーン(ネック側)と、きめ細かくもしっかりとしたバイト感(噛みついてくるようなサウンド)があるガッツ溢れるサウンド(ネック側)が特徴です。

「CUSTOM」は今年リニューアルしたモデルが発表されました。
最新モデルはボディバックがスワンプアッシュ、ボディトップはフレイムメイプルもしくはバックアイバール/ハードメイプル・パドゥク・ウォルナットの7Pネック/ホンデュラスローズウッド指板という仕様です。
ピックアップは「STANDARD」同様、ネック側にSeymour Duncan「SH-2n(Jazz)」、ブリッジ側に同「SH-15(Alternative 8)」が搭載されています。
明るく鳴りの良い上質なスワンプアッシュが生み出す豊かなトーン、ホンデュラスローズウッド指板の潤沢な倍音、堅牢で剛性の高い作りからくる元気なサウンドが特徴です。

総合的な完成度の高さが正にESPギター!

ともすれば変形シェイプにも見えるギターですが、重量バランスやプレイアビリティも抜群です。
ストラップの長さを変えて高く構えても低く構えても見栄えが良い、あらゆるスタイルをカバーできる素晴らしいギターです。

皆さんにもぜひ自分に合ったSTREAM-GTを見つけていただきたいです!
音楽的にも新しいインスピレーションを与えてくれるはずですから。

ESP STREAM GT

ESP STREAM GT (digimart)

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五陸守のゴリゴリ珍道中 Vol.6

唯一無二の存在感!ESP FRX

皆さん、こんにちは。
ギタリストの五陸 守です。
いよいよ暑い日が多くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
湿度の上昇など、楽器のコンデション維持にも気をつけたい時期ですね。

さて今回は僕が普段「似合っていない」と言われがちな(笑)、ESP FRXについて解説をしていきます。
ちなみに僕自身、FRXは自分に似合っていると思っていますがっ!!

奇をてらわない王道スペック

早速基本スペックを見ていきましょう。
まずボディがアルダー仕様の「FRX」とマホガニーバック/バールメイプルorキルテッドメイプルトップの「FRX-CTM」の2系統に分類されます。
ハードメイプル3Pネック、エボニー指板、セットネック構造というのは共通したスペックです。
「見た目の印象とは裏腹に」と言ってはなんですが、実は非常にスタンダードな材のチョイスになっています。
さらにストップテイルピース仕様の「FRX NT」・「FRX-CTM-NT」と、フロイドローズ仕様の「FRX FR」・「FRX-CTM FR」が存在します。
「NT」の方はブリッジ側のピックアップにSeymour Duncan「NAZGÛL-6」を搭載、「FR」の方はブリッジ側のピックアップにSeymour Duncan「PEGASUS-6 TB」を搭載しており、ネック側のピックアップはいずれのモデルも共通してSeymour Duncan「SENTIENT-6」となっています。

多様化する音楽の進化をサポートする懐の深さ

僕は、高出力なハムバッキングピックアップに関して自分なりのジャンル分けをしています。
1つは“昔ながら系”、もう一つが“今どき系”です。(呼び名がダサいのはお許しを…ww)
“昔ながら系”は歪み感を得やすく、アンプのゲインの目盛りが小さい状態で扱いやすく、ガッツを感じるサウンドを特徴とします。
歪みの質感はモダンなものに比べて粗々しく、単音弾きをすると艶やかさを感じます。
他方“今どき系”はとにかく歪みの質感がきめ細かく、音の分離が良いのが特徴で、アンプのゲイン目盛りを上げて深く歪ませてもクリアーさを感じます。
これは多弦ギターやダウンチューニングを扱うミュージシャンの増加に伴って進化してきたものであり、まさに最新のサウンドと言えるでしょう。
FRXに搭載されている「PEGASUS」「NAZGÛL」「SENTIENT」はこの“今どき系”に分類されます。
これら現代的なピックアップの特徴としてクリーントーンの素直さも加えてお伝えしたいポイントです。
ギター本来の音を忠実に再生しながらゲインアップするイメージです。
なんとなくハードな音楽のイメージがあるFRXですが、実は演奏できることの可能性はとてもとても大きく、まだまだ色んな使い方が模索できるギターだと思います。

FRXは変形ギターなのか

FRXはその美しいボディシェイプが非常に印象的ですが、弾き心地を犠牲にしていないことも素晴らしい点です。
ESPといえば数々の変形シェイプの楽器を作ってきたノウハウがあるメーカーです。
ルックスとプレイアビリティを当たり前のごとく高次元で融合させているあたりは「さすがだな!」と思わされます。
さらに夢を膨らませるならば、FRXを土台にしたオリジナルのオーダーもとても面白いでしょう。
ESPのホームページでレギュラーモデルをチェックしただけでも、FRXがどんなフィニッシュをも許容するギターであることは一目瞭然です。
単色つぶし塗装、杢目を見せるシースルー塗装、どんな色を使ったとしてもFRXが許容できない仕様など無いのです!
レギュラーモデルだけでなく、自分だけの1本を作るベースとしても最高のギターがESPのFRXです。

ESP FRX

ESP FRX(digimart)

ESP FRX-CTM Burled Maple

ESP FRX-CTM Burled Maple(digimart)

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五陸守のゴリゴリ珍道中 Vol.5

ESPが誇るクラフトマンシップを投影した最高峰機種、ESP AMOROUS

 

皆さん、こんにちは!
ギタリストの五陸 守です。
今回はESP AMOROUSの最新モデルをご紹介します。

僕が持つAMOROUSの印象は「元気でめっちゃ鳴りが良いギター」「アンプから飛び出す音のスピードが速く、音の飛距離も断トツに長いギター」というイメージです。
いかにしてそのサウンドが体現されているか迫っていきましょう!

ギター本体のみならず、今日の良い機材・良いパーツの判断基準の一つとして「堅牢さ」が挙げられるように感じています。
良いコンディション・使用感を長く保つという意味で重要視されているということでしょう。
今回ご紹介するAMOROUSは構造上、最も頑丈なギターと言えます。
その事実がサウンドにも当然影響を与えています。

AMOROUSの基本構造はボディとネックを接着して固定するセットネックジョイントで、ボディバックはホンデュラスマホガニー。
従来のキルテッドメイプル/フレイムメイプルトップのモデルに加え、バールメイプルトップのモデルが新たにラインナップされました。
指板にはホンデュラスローズウッドを配し(一部のモデルはエボニー指板)、ノントレモロモデルのネック材はホンデュラスマホガニー、フロイド・ローズ付きモデルはハードメイプル、ウォルナット、パドゥックの7P(一部のフロイド・ローズ付きモデルはホンデュラスマホガニーネック)となっています。

AMOROUSのボディは最厚部で52mmあります。
この大きな体積により、楽器本来の音を十分に楽しむことができます。

ネック材はボディ材の奥深くまで突き刺さっている構造で、ネックジョイント部分はESP製品の中では比較的大きめに材の体積が残されている印象です。
しかしながら、滑らかなヒール処理が施されており、プレイヤビリティは絶対に損なわないという強い拘りが感じられます。

ヘッド部分も分厚くなっており、ペグのワッシャー部は落とし込まれています。
このようにAMOROUSは非常に剛性が高く作られていることが分かります。
楽器の体積を増すと犠牲になりがちなのは演奏のしやすさですが、AMOROUSはESPが誇る高い加工技術と、圧倒的なプレイヤー目線に基づく設計で演奏者にストレスを与えないギターに仕上がっているのです。
また、ここまでの話の印象に反して意外と重くない楽器であるというところも特筆したいです。
長時間の演奏やステージパフォーマンスでも苦痛を感じません。

今回新たにバールメイプルトップのモデルが誕生したことで、従来のキルテッドメイプル/フレイムメイプルトップのモデルよりも、クラシックなスタイルの良さは残しつつルックス的にもモダンな印象になりました。
バールメイプルはキルテッドメイプル/フレイムメイプルとも異なった重量や硬さを持っていますので、サウンドも当然異なってきますが、前述のボディ体積のお陰でその違いの恩恵を最も受けることができる機種であるとも言えます。
ぜひ一度店頭で手に取ってその魅力を感じていただきたいと思います!

今回は真面目な文章になり過ぎたことを深く深く反省しつつ(笑)、またお店のイベントなどで皆さんとお会いできる日を楽しみにしております☆

ESP AMOROUS

ESP AMOROUS-CTM Burled Maple

ESP AMOROUS(digimart)

ESP AMOROUS-CTM Burled Maple(digimart)

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五陸守のゴリゴリ珍道中 Vol.4

実は名品揃い!
ESP製メンテナンスグッズ!
“ESPマルチスパナ”/
“ESP AXE-HANDLER POTABLE GUITAR STAND”/“ESP GUITAR FRET PROTECTOR”

皆さん、こんにちは。
ギタリストの五陸 守です。
今回は僕が愛用しているESP製のメンテナンスグッズを、具体的な使用方法を交えてご紹介してまいります!

1点目は“ESPマルチスパナ”です!

これは楽器に取り付けられている大体のナットにフィットするように作られている正にマルチなスパナ(そのまんまですがw)なのです。
ポット、スイッチの類は使用し続けるとどうしてもナットの緩みが出てきますが、このESPマルチスパナを一つ持っておくととても心強いです

僕が自分の所有する楽器に対して一番気を付けてケアしている部分は「ジャックの接点」です。
専門性の高いリペア等は信頼できるショップに持ち込むのが良いですが、シンプルなことであれば自分でケアしてあげるとまたその楽器に対する愛情も深まるというものでしょう!
一度ばらして、プラグが当たる部分を市販のフレット磨きで綺麗にし、ESPマルチスパナで締め込みます。
使用する時は必ずパーツを持った状態で回してくださいね!
固定せずに回すと内側のパーツごと回転して配線が捻じれて断線するリスクがあります。
ポットやスイッチのナットを締める時も同様です。

2点目は“ESP AXE-HANDLER POTABLE GUITAR STAND”です!

正式名称は長くて強そうですが(笑)、僕は「アックスハンドラー」と呼んでいます。
その製品名が示す通り、持ち運びができるギタースタンドとしての役割を持っています。
普段僕は楽器を複数立てかけることができるタイプのスタンドを使っているのですが、ギターを弾きながら譜面を書いたり、ギターで音を確認しながらパソコンで打ち込みの作業をしたり、その合間の「一旦ギターを置きたいなぁ…」という時にめちゃくちゃ助かるのがこのアックスハンドラーなのです!

別の作業をしながら楽器も手元に置いて…ということが可能なので、作業への集中力が途切れないという意味でも実はすごく役に立つ製品です。
コンパクトなサイズなのですが、ずっしりとした安定感があります

ネック枕として使用することもできるので、弦交換やメンテナンスの時にも便利です。
※人間用の枕としてはオススメできません!やめときなはれ!

3点目は“ESP GUITAR FRET PROTECTOR”です。

こちらも文字通りフレットを守ってくれるアクセサリーです。
僕は楽器を持って長距離の移動をする際、必ずこれを使っています。
ギグバッグに楽器を収納していても、外から強い衝撃が加わるとフレットが傷ついて…なんて想像しただけでもゾッとしますね(笑)。
使い方はとても簡単で、弦とフレットの間に挟むだけなのですが、僕がぜひオススメしたい方法があります。
それはクロスを併用して、フレットプロテクター自体を動かなくするというやり方です。
まずは従来通りフレットプロテクターを弦とフレットの間に挟みます。

次にギター(orベース)のナット付近にクロスをタイト目に巻き付けます。

フレットプロテクターがズレないように押さえながらクロスをハイフレット側に引っ張ります。

ギター/ベースはローフレット側よりハイフレット側の方がネック幅が広くなっていますので、これで自然とフレットプロテクターが固定されます。
僕は普段飛行機で移動する時にこの状態で受託手荷物として預けていますが、今のところ100%返却時もフレットプロテクターがズレずに戻ってきています。
(※2016年6月以降、53回の国内フライトでうまくいきました!)
ということで皆さんにもぜひオススメしたい方法です。

今回ご紹介したグッズはほんの一部の製品ですが、メンテナンスグッズの見直しも音楽ライフの充実に一役かってくれるものになるでしょう!
参考になれば幸いです。

ESP MULTI SPANNER

ESP MULTI SPANNER (Amazon)

ESP AXE-HANDLER PORTABLE GUITAR STAND

ESP AXE-HANDLER PORTABLE GUITAR STAND (Amazon)

ESP GUITAR FRET PROTECTOR

ESP GUITAR FRET PROTECTOR (Rakuten)

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五陸守のゴリゴリ珍道中 Vol.3

レギュラーモデルだけど全て一点モノ!?
新生”ESP SNAPPER-CTM”

皆さん、こんにちは!
ギタリストの五陸 守です!
今回は完全リニューアルを遂げた最新の”SNAPPER-CTM”のご紹介です。

新しい材がもたらすバリエーション
2020年最新モデルのSNAPPER-CTMは大きく2系統に分類することができます。
ボディがスワンプアッシュバック/ポプラバール(Poplar Burl)トップのモデル、スワンプアッシュボディバック/バックアイバール(Buckeye Burl)トップのモデルです。

いずれのモデルもボディのバック材は高品位なスワンプアッシュが用いられています。
スワンプアッシュのサウンドについては前回のアーカイブ(https://espguitars.co.jp/espblog/2020/03/10/1186/)で書かせていただきました。

従来のモデルとの違い
従来ギターのボディトップにラミネートする(貼り合わせる)木はメイプル等の硬めの材を用いるのが一般的でした。しかし、新しいSNAPPER-CTMではポプラバールやバックアイバールといった、柔らかめの材を使用しています。
そもそも”バール”というのは木の根付近にできる瘤(こぶ)とで、当然ながら穴も開いています。ESPではバール材の穴は樹脂で埋めてボディ表面は平らになるようにしています。

サウンドの違いは!?
そもそもラミネートの有無でサウンドにどのような違いが出るのでしょうか?
一般的にはラミネート有りの方が音にパンチとコシが増します。
しかし、従来使われてきたトップ材だと”音が硬すぎる”と感じる方もいらっしゃいます。

「スワンプアッシュボディよりパワー感が欲しいけど、硬すぎる音はちょっとなぁ…。」

という方にぜひお勧めしたいのがこの柔らかいバール材を使用した新しいSNAPPER-CTMなのです。

ここが面白い!!
ポプラバールとバックアイバールだとポプラバールの方が硬い材ですが、材に開いている穴が大きいほど、その穴を埋めるための樹脂の体積が増します。
樹脂自体はバール材よりも硬く、当然サウンドにも影響を与えます。
それぞれのモデルでサウンドの傾向は統一されていますが、個体による音の違いが生じるのが非常に興味深いところです。

シースルーで杢目が見える塗装になっているギターの魅力である”一本一本見た目が違う”ということに付け加えて、そのサウンドもそれぞれが唯一無二の存在なのです。
近年バール材はその個性的なルックスから、オリジナリティを追及するギタリスト/ベーシストに愛されていますが、サウンドの違いまで感じることができるとその魅力の虜になるでしょう。

「僕はすでになっています!助けてくれーっ!(笑)」

サウンド的な守備範囲が広がった新しいSNAPPER-CTMは正に無敵です!

 

ESP SNAPPER-CTM Poplar Burl

ESP SNAPPER-CTM Buckeye Burl

ESP / SNAPPER-CTM Burl【デジマート】

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五陸守のゴリゴリ珍道中 Vol.2

アッシュ材の新たな魅力!
ESP SNAPPER-AS “DRIFTWOOD Series”

皆さん、こんにちは!
ギタリストの五陸 守です!
今回はルックス/サウンド共にそのバリエーションが爆発的に広がったESP SNAPPER-ASの“DRIFTWOOD Series”のご紹介です!

アッシュボディのギターと言えばつぶし塗装(木目が見えない塗装)や、バーナーで炙って焼き目をつけるというのが王道の仕様でしたが、このシリーズの登場によって更にオリジナリティを追求できるようになりました。

“DRIFTWOOD Series”の魅力とは!?
まず目を奪われるのがボディ表面の凹凸。
レギュラーモデルとして発表されるまでに、凹凸の深さや表面の磨き具合など、様々な試行錯誤が重ねられてきました

この独特の手触りの虜になり、購入をご決断されたお客様もいらっしゃいました。
そしてステージ上でも独特の存在感を放つこと間違いなしですね!

さらに、ボディカラーと違う色のフィラーを入れることによって、木目を見せつつも渋いだけじゃないアッシュ材の魅力が引き出されます!
当然これはカラーオーダーでオリジナルの組み合わせにすることができるので、スワンプアッシュというスタンダードな材でありながら唯一無二の楽器を創り出すことが可能になりました。

ESP SNAPPER-ASは他とここが違う!!
僕は仕事柄、色んなブランドのギターサウンドに触れる機会があります。
昨今、「アッシュボディ+メイプルネック/指板」というスペックのギターは山ほど存在します。
その中でESPのSNAPPER-ASが持つ強み、それはずばり「音」です!!
楽器の良さをアピールする時によく「鳴りが良い!」という言葉を耳にします。
楽器自体が如何に振動し、鳴っているかということですね。
逆に鳴りの悪い楽器はどれだけ一生懸命弾いても弦の音しかしません。
では鳴りが良ければそれで良いのか?
いいえ、鳴りの良い楽器の中にも違いがあるのです。
それは音の”密度”です。
音の”情報量”とも言えると思います。
質の高いスワンプアッシュを使用しているESPの楽器はサウンドメイクがしやすいです。
そしてバンドアンサンブルにおいてもそれがコントロールできるのです。
あまり大きな声では言いにくいですが、逆にそうでない楽器は音量をいくら上げても抜けず、何をやっているか分からない状況になり、演奏の表現という点では厳しいものがあります。
生音で弾いて鳴りの良い、体感的に気持ちの良い楽器は沢山あります。
しかし音に拘る方、本物志向の方、スワンプアッシュ本来のサウンドを楽しみたい方にはESP製品をお勧めしたいです。
そこには確かな材の選定とESPが誇る職人さんたちの確かな楽器造りがあるからです。

次回はそんなスワンプアッシュも楽しみつつ、真新しいサウンドのバリエーションを生み出したESP SNAPPER-CTMの最新モデルについてご紹介します!

ESP SNAPPER-AS “DRIFTWOOD Series”

ESP SNAPPER-AS BR(Back Routed) “DRIFTWOOD Series”

ESP / SNAPPER-AS DriftWood Series【デジマート製品レビュー】

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五陸守のゴリゴリ珍道中 Vol.1

この1枚でどう変わる!?
3mm厚ブラス製ネックセットプレート

皆さん、こんにちは!ギタリストの五陸 守です!
すでに使用中のユーザーの方からは、その音質の変化に驚きの声をいただいているESP Custom Lab “T-5 Neck Set Plate Brass”についてご紹介します!


これは主にSNAPPERやTHROBBER等で採用されているESPオリジナルのボルトオン形状、T-5 Ultimate Access用のリプレイスメント用パーツとして開発された新商品です。
従来のチタン製のものとの違いを僕の経験を基にお話させていただきます。


音の変化のポイントはその重量!
チタン製/ブラス製、それぞれの製品が生み出す音の違い、その一番の要因はずばり重量です。「軽くて丈夫」という特性を持つことで知られるチタン、”T-5 Neck Set Plate Titan”は24g、一方ブラス製は69gと、実に3倍近くも重さが違うのです。
ネックセット部という、人間でいうとまさに首の部分を支えるものですので、当然楽器の音質に影響を与えるということがイメージできるでしょう。


「とはいえ、こんな小さなパーツ1つでどこまで音が変わるんだろう?」

ひとまず装着!

「ん!これは!」

生音が”ジャキっ”と煌びやかに変化しました!アンプに通してみるとどうでしょう…

チタン製に比べて低音成分がパワーアップしたように感じます!
低音のタイトさが増して、音の押し出しが強くなったイメージです。

「ん~ん この音は使えるぞ!!」

ブラス製とチタン製のキャラクターの違いをまとめると…

【ブラス製】
ソリッド/タイトな音質で、音にパンチを求めるプレイヤーにおすすめ!
現代的なHR/HMサウンドにとても合いそうです。

【チタン製】
エア感/アコースティック感があり、音の広がりを求めるプレイヤーにおすすめ!
Rock,Popsからメロコアサウンドに合いそうです。

これはあくまで僕の印象ですので、ぜひ皆さんご自身のチョイスを見つけてみてください。
簡単に付け替えができるパーツですので、気分に合わせてその都度交換するのもおもしろそうですね。


次回のゴリゴリ珍道中では2020年最新のESP SNAPPER-AS “DRIFTWOOD Series”についてお話する予定ですので、どうぞお楽しみに~☆

T-5 Neck Set Plate Brass Normal Chrome
商品取扱店
■ 関連製品
セットネックプレート
商品取扱店

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NAMM Show 2020 が始まりました

アナハイム・コンベンションセンターで開催されるNAMM Show 2020が、1月16日からスタートしました!19日まで行われます。

楽器が好きな方ならご存じかもしれませんが、NAMMは世界最大規模のトレードショーです。一般の方は入場することができす、基本的には業者がメーカーと商談する為の展示会になります。

ESPブースの様子を少しだけレポートします!
ブース入口には、大きくESP45周年の文字が。1975年に設立されたESPは2020年に45周年を迎えます。(パチパチパチ)
初日から多くの方にご来場して頂きました。

ESPブースでの展示ブランドは、ESP Custom shop(Exhibition Limited)、ESP Original、ESP USA、E-II、Ltd、に加えてESP USAがディストリビュータを務めるTakamine、ENGL、Avente、Tombstoneなど、多岐にわたっています。

ESP Originalでは、2019年末に発表したバックアイバールやポプラバールを使用したSNAPPER、メイプルバールのHORIZONやFRX、MYSTIQUE(AMOROUS)が、そしてドリフトウッドシリーズのSNAPPERなどが展示されています。どれも特徴的な杢目でインパクト十分なルックスです。

そして、ESP USA。こちらはスパークルが多いですね。

もちろんシグネチュアモデルも!

そして、ESPが誇る技術を惜しみなく投入したExhibition Limitedです。

まずはこんな感じで軽くご紹介を。また新情報入り次第お伝えします。
お楽しみに!

NAMM Official Site

■ 関連製品
バールメイプルをトップ材に使用したHORIZON-CTM Burled Maple 発売
SNAPPER-ASドリフトウッドシリーズに、BR(Back Routed)タイプが発売
AMAZEにドリフトウッドシリーズ、バールトップシリーズ 発売
Poplar Burlをトップ材に採用したSNAPPER-CTM 発売
希少なBuckeye Burlをトップ材に採用したSNAPPER-CTM 発売
SNAPPER-ASドリフトウッドシリーズ 発売

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