製品情報

SNAPPER-ASドリフトウッドシリーズに、BR(Back Routed)タイプが発売

UPDATE:2019.12.26

アッシュ材にドリフトウッド加工を施したSNAPPER-AS DRIFTWOODシリーズに、SNAPPER-CTM Buckeye BurlやPoplar Burlと同じバックルーテッドのピックガードレススタイルのSNAPPER-AS-BRを発売します。


バックルーテッド(裏ザグリ)とは?

SNAPPERは、トラディショナルなSTタイプと同じくボディトップからキャビティが掘られており、それらを覆い隠すようにピックアップやコントロールアッセンブリーがマウントされたピックガードを取り付けるスタイルです。
バックルーテッドとは、ピックガードレスのギターに多く見られるコントロールキャビティを、ボディバックから掘るスタイルです。ピックガードがない分、ピックアップキャビティの大きさも必要最小限で、ピックアップは直接ボディに取り付けられる事が出来ます。

ピックガードスタイルでは、ピックガードで隠れているキャビディ部分の大きさが影響して、セミホロウボディにも似た独特のサウンドになるのが特徴でした。ピックガードをなくしたバックルーテッドスタイルでは、木部の質量が多く残ることで、よりソリッドでタイトなサウンドにシフトしています。

ドリフトウッドシリーズとは?


ドリフトウッドとは流木の事をいいます。長い年月をかけて川の中を移動する流木は、水と川底の石などとの摩擦で軟らかい部分と堅い部分の削れ方に違い表れ、独特の雰囲気を持つ見た目、そして質感となります。

ギターに多く使われている木材のなかでも、アルダーなどの散孔材に比べてアッシュなどの環孔材は年輪部分に導管が集中しています。導管が集中している部分は空洞が多くなるため軟らかく削れやすいのですが、導管の少ない木質部は逆に堅くなり削れにくくなります。この差が独特な質感を生み出しているのです。

また環孔材に限らず、導管が大きい樹種の場合は通常ウッドフィラーなどで導管の目止め作業を行います。そうする事で、塗料が導管の中に浸み込まず、平坦な塗膜を作る助けになります。ですが、ドリフトウッドシリーズでは、その質感を生かしたオープンポア仕上げを採用し、なおかつ導管部分に異なるカラーを加える事で、表情豊かなルックスに仕上がっています。

ドリフトウッド加工は木質部の堅さの差が大きければどのような木材でも適用することが可能です。


ESP SNAPPER-AS

撮影や印刷の都合上、実際の色・木目と異なる場合がございます。
また、製品の品質向上の為、予告なく仕様等を変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。