コロナ禍では多くのバンドやアーティストが試行錯誤しながら無観客ライブをオンラインで配信を行うなど、これまでとは180度違う状況の中で活動していました。妖精帝國も例外なく、2020年に「特催ONLINE式典『GEGENANGRIFF:Dritte』~Z-aN侵攻作戦~」と「第拾壱回公式ONLINE式典”REVOLT OF THE FRIESIANS”」と2回のオンラインライブを開催しています。ですが、その後はライブ活動は行われず…。
2022年も後半になると、感染予防対策を徹底しながらも、これまでの経験を踏まえたうえで、会場の人数制限も緩和され始めるなど、徐々にですがコロナ禍前の状況に戻りつつあります。そんな状況の中、結成25周年を迎えた妖精帝國が、コロナ禍直前の2020年1月4日に開催されたELECTRONIC EMPIRE FEST. VOL.0.1以来となる、有観客ライブとしては約3年振りに特催式典『From deep sea… to where?』を横浜にある1000clubで開催しました。2019年に加入したXiVa伍長、ryöga伍長の両ギタリストにとっては有観客では初の式典です。
そのギタリスト二人がメインで使用するのがE-IIのギターになります。どちらも7弦ギターで、大きな改造はされていませんが、ご紹介したいと思います。
ryöga伍長が使用するのは、日本のみで僅かな本数が生産されたレアなE-II M-II SEVEN NTです。ボディ、ネックとヘッドに至るまでエッジ部すべてに赤いバインディングが巻かれています。またピックアップには珍しい赤いソープバースタイルのEMGを搭載しています。妖精帝國のイメージカラにマッチしたルックスです。また、ryöga伍長のプレイスタイルに合わせてボリュームとピックアップセレクターの位置を入れ替えています。
XiVa伍長はE-II ARROW-7を使用していました。ピックアップなどは変えられておらず、スペックのままとなっています。フロイドローズの7弦部分にはEVH D-tunaが取り付けられいますが、これは楽曲によって7弦をドロップ(下げる)する必要がある為です。また、このD-tunaを装備するにあたり、トレモロブロックとボディの間に木片を挟み込み、アームアップができないようになっています。
使用していたピックはどちらも人気のJAZZ型です。材質はピックに多く使われているポリアセタールで、厚さは1.0mmです。妖精帝國のバンドロゴとそれぞれのサイン、そしてシンボルマークがプリントされています。ryöga伍長はブラックにグリーンプリント、XiVa伍長はレッドにブラックプリントです。
2023年は引き続き25周年イヤーという事で活動を行うアナウンスがありました。1月15日には大阪でイベントへの出演が決定しています。詳しくはオフィシャルサイトで確認ください。
Das Feenreich!!
(2022年11月3日 横浜1000Clubにて撮影)