妖精帝國とは…人間がいつしか忘れてしまった、妖精を信じる純粋な心を思い出してもらう…、そんな概念の元に、中心人物でヴォーカルの終身独裁官ゆいが1997年より活動している音楽ユニットです。現在はバンド形式での活動を主に行っています。
去年に開催された第六回公式式典「PAX VESANIA Tour」より参加しているのがギターの紫煉です。テクニカルなプレイスタイルを得意としているギタリストで、バンドサウンドにもより幅を与えています。今回のライブでも紫煉が使用していたのが、ESP V-IIです。現在は販売しておらず、同シェイプはBFMVのMICHAEL PAGETのシグネチュアモデルに使用されています。
さて、紫煉が使うV-IIのスペックですが、ハードメイプルのスルーネックにマホガニーウイングのボディの構成で、ピックアップにはブリッジ側にEMG81、ネック側にEMG85を搭載しています。大きな特徴はスキャロップ加工されている指板です。人それぞれですが、スキャロップには押弦時やフィンガリング、チョーキング時における力を軽減するメリットがあります。が、弾き慣れていない逆に音程がシャープしやすいなどのデメリットもあります。弾き手のテクニックがあって、初めてその真価を発揮できるのです。
妖精帝國はこの夏に開催されるランティス祭りへの参加が決まっています。
その世界観が気になる方は是非ライブへ足を運んでみてください。
(2014年3月9日 東京キネマ倶楽部にて撮影)