製品情報

Boot-Leg.より、44MAGNUM JIMMY Signature Model 2機種発売

UPDATE:2018.12.27

Boot-Leg. I'M ON FIRE / JIF-1.0

44MAGNUM Debut 35th Anniversary JIMMY Signature Model

歪み・粘り・伸び・艶を増幅するカスタムブースター

I’M ON FIRE JIF-1.0はブースターに特化したモデルです。同ブランドの人気モデルGain Helper GHP-1.0をベースに広瀬氏が求めるモディファイを施しました。GHP-1.0をブースターとして使用する際に、本人の設定頻度の高かった範囲をFIREツマミに定め、より迅速且つ細かなサウンドメイクが可能になった仕様です。ライブやレコーディングの大音量を前提とした高域の伸びや音の粘りにも注力しておりオーディオ用部品の搭載など細部に渡る拘りを実現しました。限定100台。

<仕様>
・電源:DC9V(006Pバッテリー 又は ACアダプター) ・入出力端子:IN,OUT,DC入力端子 ・入力インピーダンス:1MΩ ・推奨出力負荷:10KΩ以上 ・消費電流:25mA ・外形寸法:82(W)×110(D)×44(H)mm 突起部含まず ・重量:350g

 

Boot-Leg.と初めての開発で、前回リリースした 『WILD BEAST』 の特徴は、きめ細かく繊細なHigh-Gainとサスティーンだった。自分流に表現するなら、デリケートにコーティングされたオーバードライヴサウンドというニュアンスになる。
 その使い勝手と守備範囲は非常に良く、普段から交友の深いプロギタリスト達にもその評判が広がっていたようで興味を持っていた。彼らの中には実際使ってみて気に入り、後にBoot-Leg.へオーダーしてきたケースもあったようだ。
 そして今回、44MAGNUMデビュー35周年記念エディションである 『I’M ON FIRE』 は種別として 『WILD BEAST』 がオーバードライヴ系であるのに対し、いわゆるブースター系という新たなラインである。
 『WILD BEAST』 の繊細にコーティングされたGAINという方向とは反対に、実践的なバンドアンサンブルでの抜けの良さ、濃厚リッチな倍音やサスティーンを得られる事を重視するよう設計を依頼した。
 特筆すると、一般的なブースターペダルとの違いは、コンプレッションが繊細且つボトムが太くしっかりしている点だ。丈夫なボディもライブ現場には欠かせない。試作品が作られて約一年、殆どすべてのライヴ現場で実際に使用してきて、今や手離せない絶品となった。
 どのようなタイプのギターアンプにプラグインしても、それなりに快適な歪みは得られるが、ハイゲインアンプ使用時のブースターとしての基本的な使い方一例としては、FIREダイヤル→9~11時、DANGERダイヤル→12時過ぎ、がお勧め。
 あと最後に、今回のこだわりのひとつである、イルミネートダイヤルやマグナムロゴなど装飾デザインは、コアなFanには音以外にも結構楽しんでもらえるかも!

HIROSE SATOSHI “JIMMY”


Boot-Leg. SURRENDER / JSR-1.0

44MAGNUM Debut 35th Anniversary JIMMY Signature Model

歪んだアンプに直接接続対応の空間系エフェクター

SURRENDER JSR-1.0の開発コンセプトは、アンプのセンド/リターンに接続するのではなく、歪んだアンプの前に接続し音像に奥行きを与えるエフェクターの実現でした。音色のイメージは、揺れの成分が少ないコーラスと薄めのリバーブをミックスしたような効果です。バンドアンサンブル時に、音楽的な奥行きをもたらす音作りが可能となりました。アンプの歪みに高域が失速しにくく、音の輪郭を保ちやすい新感覚の空間系モデルです。限定100台。

<仕様>
・電源:DC9V(006Pバッテリー 又は ACアダプター) ・入出力端子:IN,OUT,DC入力端子 ・入力インピーダンス:470kΩ ・推奨出力負荷:47kΩ以上 ・消費電流:35mA ・外形寸法:82(W)×110(D)×44(H)mm 突起部含まず ・重量:350g

 

『SURRENDER』 は2013年製作の 『WILD BEAST』 に続き、ブースターペダル 『I’M ON FIRE』 と今回同時にリリースされたBoot-Leg.で共同開発されたコーラス的な空間系エフェクトペダル。
 空間系エフェクターのこだわりとして自身の過去の体験を振り返ると、44MAGNUMのアルバム「Street Rock’n Roller」の頃までの主にコーラスペダルを使用していた時期と、アルバム「Actor」から「Emotional Color」に至るまでのいわゆるディメンジョンを使っていた時期があった。その後はコーラス系的な効果にはなんとなくそれほど関心が持てなくなってしまい、一時フェイザーやフランジャーをボードに常備していた時期もあったが、結局、出来るだけナチュラルなクリーン、クランチ、ハイゲインのみのサウンドメイクで、つい最近まで通して来てしまった。
 そんな中、近年、クリーン、クランチサウンドに対してのやはり何かしらディレイ以外の空間系エフェクト効果が欲しくなり、Boot-Leg.に制作を依頼したところ、なんとドライサウンド等はもちろん、ハイゲインにも充分に耐えられるコーラス効果が実現した。これはデビュー前からのある意味、理想のひとつ。通常、コーラスペダルでは歪ませたソロワークでの音像はどうしても散漫になっていたし、いわゆるディメンジョン的なものでは、クリーンサウンドでのアルペジオやある程度歪みのあるコードワークに対応できたものの、やはりゲインのある単音にはエッジが付いて来れないという不満があった。特にライヴでのギターソロパートでコーラス効果が欲しい時など、ディレイペダルへ切り換えることとなってしまいがちだった。
 しかし今回、この長年の潜在的な欲求に応えてもらえる製品が完成するという素晴らしくラッキーな結果となった。なのでネーミングも、High-Gainなギターソロパートにも対応してくれる、つまり自らのプレイを委ねられる、という意味も込めてタイトルを44MAGNUM歴代の楽曲 『SURRENDER』 に。ソロパートでのおすすめは SPEEDダイヤル→10~11時、DEPTHダイヤル→1~2時、これはわりと病みつきになるやも!

HIROSE SATOSHI “JIMMY”